Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-302
法律学演習 II 天日 隆彦
必修  2単位
【法学】 18-1-1210-4906-018

1. 授業の概要(ねらい)

 歴史認識問題は今日、日本の政治外交における重要なテーマの一つとなっている。演習では、様々な歴史問題についての基礎知識を習得する。歴史をめぐっては多様な見方があることを理解した上で、自ら考える力を身につけることに重点を置く。
 教材をベースに受講者が発表と討論を行う。

2.
授業の到達目標

 歴史認識問題に関する基礎知識を習得する。歴史認識問題について、論理的に考える力を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への貢献度(発表及び討論)60%、期末レポート40%。

4.
教科書・参考書

 教科書は大沼保昭著、聞き手江川紹子『「歴史認識」とは何か』(中公新書)。別途、プリントを配布することもある。参考文献は、随時紹介する。

5.
準備学修の内容

 ①教材の授業該当部分を、毎回事前に読んでおくこと。
 ②図書館も大いに活用を。
 ③日頃から新聞に目を通し、歴史認識問題に関する報道に注意を払うことが望まれる。

6.
その他履修上の注意事項

 議論への積極的な参加が望まれる。
 授業中の私語など、他の受講生の迷惑になる行為は厳禁する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(演習全体の見取り図、報告者の決定)
【第2回】
 慰安婦問題Ⅰ(これより、受講者による報告と討論)
【第3回】
 慰安婦問題Ⅱ
【第4回】
 慰安婦問題Ⅲ
【第5回】
 慰安婦問題Ⅳ
【第6回】
 戦争観・植民地観の変化
【第7回】
 満州事変
【第8回】
 集団安全保障体制・国際刑事裁判所
【第9回】
 欧米の歴史認識
【第10回】
 メディアと歴史認識
【第11回】
 昭和天皇
【第12回】
 原爆投下をめぐって
【第13回】
 日中歴史共同研究
【第14回】
 「歴史認識」問題は克服できるか
【第15回】
 まとめ