Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:JPH-201
日本史特殊講義1A- I 相澤 央
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-3757-007

1. 授業の概要(ねらい)

 古代律令国家による辺境支配について論じます。古代の東北地方には蝦夷(えみし)と呼ばれた人々が居住していました。蝦夷とはどのような人々で、どのような暮らしをしていたのか。また、律令国家は蝦夷に対してどのような支配や交流を行ったのか。文献史料だけではなく、考古資料も活用しながら具体的に論じていきます。

2.
授業の到達目標

 ①律令国家による蝦夷に対する支配や交流の特徴について理解する。
 ②授業の中で特に興味を持ったテーマについて、参考文献を読むなどして理解を深め、自分なりの考えを持ち、レポートにまとめる。

3.
成績評価の方法および基準

 各回の授業内容についての感想と質問(30%)と、春期授業終了時に提出する4,000字程度のレポート(70%)で評価します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:使用しません。毎回授業レジュメを配布します。
 参考文献:熊谷公男『古代の蝦夷と城柵』(吉川弘文館2004年)など

5.
準備学修の内容

 復習をしっかり行い、関心をもって授業に臨んでください。また、授業で紹介した参考文献を読み、自分なりの考えを持てるように学習してください。

6.
その他履修上の注意事項

 当然のことですが私語は厳禁です。ひどい場合は退室させます。毎回、授業内容についての感想・質問を提出してもらいます。なお、7の授業計画は進行状況により変更することがあります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の内容、進め方などについてのガイダンス
【第2回】
 古代国家と辺境支配
【第3回】
 蝦夷・隼人との交流の諸相
【第4回】
 古代における北方認識
【第5回】
 蝦夷に対する観念と現実
【第6回】
 考古資料からみた蝦夷と狩猟
【第7回】
 考古資料からみた蝦夷文化の形成
【第8回】
 倭王権の蝦夷政策
【第9回】
 大化改新と蝦夷政策
【第10回】
 出現期の城柵
【第11回】
 律令国家の蝦夷政策と城柵
【第12回】
 文献史料からみた蝦夷の戦闘(その1)
【第13回】
 文献史料からみた蝦夷の戦闘(その2)
【第14回】
 俘囚の諸国移配
【第15回】
 古代越後国と蝦夷政策