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授業の概要(ねらい) |
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本講義は、家族史Ⅱと対になり、日本の家族のあり方を学ぶものである。時代としては原始・古代を対象とする。 現代社会が抱える問題の一つに核家族化や少子化といった家族の問題が存在するが、そうした問題を考える前提として、各時代における家族のあり方をみていく。現代の家族のあり方は必ずしも自明のものではなく、各時代の家族構成や人間関係はその時代特有の価値観や風潮と結びつきながら、政治や文化に大きな影響を与えていったことを学んでもらいたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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各時代の家族のあり方について理解し、それが政治や文化にどのような影響を与えたか考察できるようになる。現代の家族のあり方や価値観が自明のものでないことを理解できるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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小テスト60%、学期末に提出するレポートの評価を40%とし、計100%のなかで評価する。ただし、著しく出席回数が不足している場合には、これも考慮に入れるので、注意すること。
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4. |
教科書・参考書 |
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授業レジュメを配布する。参考文献は関口裕子ら『家族と結婚の歴史』(森話社、1998年)、『日本家族史論集』全13巻(吉川弘文館)など、授業で紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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テストに備えて、プリントをよく復習すること。また、レポートに備えて、参考文献を読んでおくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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レポートは、提出すれば単位をもらえるというものではありません。きちんと参考文献を読んで調べ、自身の考察を書くようにしてください。不確かなインターネット情報の参照やコピーは認めません。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 家族史の概説 | 【第2回】 | 縄文時代の家族 | 【第3回】 | 弥生時代の家族 | 【第4回】 | 古墳時代の家族 | 【第5回】 | 氏姓制度と古代氏族 | 【第6回】 | 小テスト1 古代の戸籍 | 【第7回】 | 古代の家族 | 【第8回】 | 古代の恋愛と結婚 | 【第9回】 | 平安時代の結婚と家族 | 【第10回】 | 小テスト2 男女の分業 | 【第11回】 | 女性の労働と「家」 | 【第12回】 | 「家」概念の変容 | 【第13回】 | 「家」の経営 | 【第14回】 | 「家」が継承するもの | 【第15回】 | 小テスト3 子ども概念の変化 |
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