1. |
授業の概要(ねらい) |
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古代史の様々なテーマに関する解説を用意するので、その中から各自一つ選択し、挙げられている史料を載せながら内容を報告する。どのような史料を根拠に、どのような説を述べているか読解し、その要約と自身の考えを報告する。史料も辞書で調べ、書き下し文や現代語訳を述べられるようにする。 報告者以外も、あらかじめ各回の報告で用いる解説を読んでおき、授業内で報告者に対して質問や意見を出してもらう。
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2. |
授業の到達目標 |
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古代史研究のテーマや研究動向を知り、解説や論文を読解できるようになる。史料や専門用語を辞書や文献で調べべ、理解できるようになる。研究上の様々な論点について理解し、疑問点や自身の考えを述べられるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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各回の授業での報告と討論への参加50%、学期末に提出するレポート(報告内容を発展させ、論文形式にして4000字以上で執筆する)50%、計100%で評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:村岡薫ら編『再検証 史料が語る新事実 書き換えられる日本史』(三一書房、2011年)、歴史科学協議会編『歴史の「常識」をよむ』(東京大学出版会、2015年) 参考文献:木村茂光ら編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年)
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5. |
準備学修の内容 |
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演習参加者は、各回の報告で扱う解説を事前に読み、そこで明らかにされていることを理解する。報告者は解説の要旨をまとめ、挙げられている史料を探してレジュメにコピーを貼り、それを読解する。また、その内容について他の書籍や論文を読んで勉強する。 報告やレポートは早めに準備すること。図書館で辞書や参考文献、史料を探す訓練をすること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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卒業論文で日本古代を希望する人は、3年次までに履修すること。この演習への参加を通して、卒業論文のテーマを探し出し、卒業論文執筆に必要な史料や論文の読解力を身につけてほしい。また、日頃から関心のあるテーマを探すとともに、各報告の討論にもしっかり参加してほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 演習の進め方についてのガイダンス、報告順・内容の決定 | 【第2回】 | 論文の読み方・調べ方のガイダンス、史料の輪読 | 【第3回】 | 報告・討論 | 【第4回】 | 報告・討論 | 【第5回】 | 報告・討論 | 【第6回】 | 報告・討論 | 【第7回】 | 報告・討論 | 【第8回】 | 報告・討論 | 【第9回】 | 報告・討論 | 【第10回】 | 報告・討論 | 【第11回】 | 報告・討論 | 【第12回】 | 報告・討論 | 【第13回】 | 報告・討論 | 【第14回】 | 報告・討論 | 【第15回】 | まとめ、史料の輪読 |
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