Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JPH-226
日本史籍講読5A- II 宮川 麻紀
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-4211-006

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、日本古代史の史料を読解できるようになるため、まずはその前提となる漢文法を学ぶ。その上で、平安時代初期の歴史書『日本後紀』と奈良~平安時代の法令集『類聚三代格』をテキストとして精読していく。受講者は、授業に備えて漢文テキストの書き下し文と現代語訳をノートに書いてくる。全員でテキストを輪読し、解釈していく。

2.
授業の到達目標

 史料の読解力を身につけるとともに、日本古代史について幅広い知識を会得する。辞書や参考文献を用いて、自身の力で史料の内容を調べることができるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 各回の授業で予習がなされているか、報告がきちんとできているかという点で40%、史料の読み方を問う小テスト60%、計100%の方法で評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:新訂増補国史大系『日本後紀』『類聚三代格』(吉川弘文館)
 参考文献:木村茂光ら編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年)

5.
準備学修の内容

 必ず毎回史料を読み、ノートに書き下し文や現代語訳をまとめておくこと。参考文献を読み、古代史の知識を身につけておくこと。小テストに備えて復習すること。

6.
その他履修上の注意事項

 概説書を読んで奈良時代の歴史をおさえておいてほしい。また、積極的に『国史大辞典』や『大漢和辞典』をひくこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 テキストの解説と授業の進め方についてのガイダンス
【第2回】
 漢文の読み方
【第3回】
 『日本後紀』を読む
【第4回】
 『日本後紀』を読む
【第5回】
 『日本後紀』を読む
【第6回】
 『日本後紀』を読む
【第7回】
 小テスト①
 『日本後紀』を読む
【第8回】
 『日本後紀』を読む
【第9回】
 『類聚三代格』を読む
【第10回】
 『類聚三代格』を読む
【第11回】
 小テスト②
 『類聚三代格』を読む
【第12回】
 『類聚三代格』を読む
【第13回】
 『類聚三代格』を読む
【第14回】
 『類聚三代格』を読む
【第15回】
 小テスト③
 その他の史料を読む