Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:ENG-214
実践通訳ガイド II 大野 雅子
選択必修  2単位
【外国語】 18-1-1410-0109-010

1. 授業の概要(ねらい)

 日本人だからと言って日本のことをよく知っているわけではない。また、知っていると思っていることも、英語で言おうとすると、途端に中途半端な知識であったことを思い知らされる。普段日本語で考え、日本語で表現している事柄を英語に置き換えるためには、英語力だけではなく、日本についての正確な知識と、外国の文化と何が違うのか、比較文化的視点が必要である。この授業は、「通訳ガイド」という職業になるための実践的な訓練を通じて、英語力を身につけるだけでなく、日本文化と日本語に関する洞察を深めてゆく。その過程において、日本人が英語を話すということは、日本人としての自らのアイデンティティーを話すことであるという認識に到達するであろう。

2.
授業の到達目標

 1.日本文化についての洞察を深める。
 2.日本文化を英語で説明できるようにする。
 3.英語の語彙力を増進する。
 4.英語でのプレゼンテーション能力を強化する。

3.
成績評価の方法および基準

 授業内提出物30%、毎週の発表30%、中間テスト20%、期末テスト20%

4.
教科書・参考書

 プリント配布

5.
準備学修の内容

 配布したプリントを読み、知らない単語がある場合は調べておく。

6.
その他履修上の注意事項

 授業では毎回、学んだ内容を覚えて英語で発表してもらう。受け身的に講義を受けるのではなく、外国人がその場にいると思って、自らの英語によって、また、身振り手振りを用いて、日本文化を理解してもらえるよう、最大限の努力を払わなければならない。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業説明
【第2回】
 日本語(1):日本語から英語に逐次通訳
【第3回】
 日本語(2):日本語から英語に同時通訳
【第4回】
 日本の住宅事情について英語で語る
【第5回】
 日本の「部活」について英語で語る
【第6回】
 日本人にとってのハロウィーン、クリスマス、バレンタインについて英語で語る
【第7回】
 「就活」について英語で語る
【第8回】
 中間テスト
【第9回】
 「バブル時代」について英語で語る
【第10回】
 『源氏物語』について英語で語る
【第11回】
 日本のニュース(1):新聞の政治面を英語に訳す
【第12回】
 日本のニュース(2):新聞の社会面を英語に訳す
【第13回】
 日本のニュース(3):新聞の文化・芸能面を英語に訳す
【第14回】
 復習
【第15回】
 まとめとテスト