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授業の概要(ねらい) |
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日本人だからと言って日本のことをよく知っているわけではない。また、知っていると思っていることも、英語で言おうとすると、途端に中途半端な知識であったことを思い知らされる。普段日本語で考え、日本語で表現している事柄を英語に置き換えるためには、英語力だけではなく、日本についての正確な知識と、外国の文化と何が違うのか、比較文化的視点が必要である。この授業は、「通訳ガイド」という職業になるための実践的な訓練を通じて、英語力を身につけるだけでなく、日本文化と日本語に関する洞察を深めてゆく。その過程において、日本人が英語を話すということは、日本人としての自らのアイデンティティーを話すことであるという認識に到達するであろう。
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2. |
授業の到達目標 |
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1.日本文化についての洞察を深める。 2.日本文化を英語で説明できるようにする。 3.英語の語彙力を増進する。 4.英語でのプレゼンテーション能力を強化する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業内提出物30%、毎週の発表30%、中間テスト20%、期末テスト20%
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4. |
教科書・参考書 |
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プリント配布
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5. |
準備学修の内容 |
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配布したプリントを読み、知らない単語がある場合は調べておく。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業では毎回、学んだ内容を覚えて英語で発表してもらう。受け身的に講義を受けるのではなく、外国人がその場にいると思って、自らの英語によって、また、身振り手振りを用いて、日本文化を理解してもらえるよう、最大限の努力を払わなければならない。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業説明 | 【第2回】 | 日本語(1):日本語から英語に逐次通訳 | 【第3回】 | 日本語(2):日本語から英語に同時通訳 | 【第4回】 | 日本の住宅事情について英語で語る | 【第5回】 | 日本の「部活」について英語で語る | 【第6回】 | 日本人にとってのハロウィーン、クリスマス、バレンタインについて英語で語る | 【第7回】 | 「就活」について英語で語る | 【第8回】 | 中間テスト | 【第9回】 | 「バブル時代」について英語で語る | 【第10回】 | 『源氏物語』について英語で語る | 【第11回】 | 日本のニュース(1):新聞の政治面を英語に訳す | 【第12回】 | 日本のニュース(2):新聞の社会面を英語に訳す | 【第13回】 | 日本のニュース(3):新聞の文化・芸能面を英語に訳す | 【第14回】 | 復習 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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