Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-409
卒業演習(日本史5)- I 宮川 麻紀
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-4211-013A

1. 授業の概要(ねらい)

 古代史の様々なテーマに関する解説を用意するので、その中から各自一つ選択し、挙げられている史料を載せながら内容を報告する。どのような史料を根拠に、どのような説を述べているか読解し、その要約と自身の考えを報告する。史料も辞書で調べ、書き下し文や現代語訳を述べられるようにする。
 報告者以外も、あらかじめ各回の報告で用いる解説を読んでおき、授業内で報告者に対して質問や意見を出してもらう。

2.
授業の到達目標

 古代史研究のテーマや研究動向を知り、解説や論文を読解できるようになる。史料や専門用語を辞書や文献で調べべ、理解できるようになる。研究上の様々な論点について理解し、疑問点や自身の考えを述べられるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 各回の授業での報告と討論への参加50%、学期末に提出するレポート(報告内容を発展させ、論文形式にして4000字以上で執筆する)50%、計100%で評価する。

4.
教科書・参考書

 教科書:村岡薫ら編『再検証 史料が語る新事実 書き換えられる日本史』(三一書房、2011年)、歴史科学協議会編『歴史の「常識」をよむ』(東京大学出版会、2015年)
 参考文献:木村茂光ら編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年)

5.
準備学修の内容

 演習参加者は、各回の報告で扱う解説を事前に読み、そこで明らかにされていることを理解する。報告者は解説の要旨をまとめ、挙げられている史料を探してレジュメにコピーを貼り、それを読解する。また、その内容について他の書籍や論文を読んで勉強する。
 報告やレポートは早めに準備すること。図書館で辞書や参考文献、史料を探す訓練をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 卒業論文で日本古代を希望する人は、3年次までに履修すること。この演習への参加を通して、卒業論文のテーマを探し出し、卒業論文執筆に必要な史料や論文の読解力を身につけてほしい。また、日頃から関心のあるテーマを探すとともに、各報告の討論にもしっかり参加してほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 演習の進め方についてのガイダンス、報告順・内容の決定
【第2回】
 論文の読み方・調べ方のガイダンス、史料の輪読
【第3回】
 報告・討論
【第4回】
 報告・討論
【第5回】
 報告・討論
【第6回】
 報告・討論
【第7回】
 報告・討論
【第8回】
 報告・討論
【第9回】
 報告・討論
【第10回】
 報告・討論
【第11回】
 報告・討論
【第12回】
 報告・討論
【第13回】
 報告・討論
【第14回】
 報告・討論
【第15回】
 まとめ、史料の輪読