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授業の概要(ねらい) |
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この授業においては、イギリスの19世紀以降の文学作品をいくつか取り上げ、様々なテーマからその内容を掘り下げる。イギリス文学の基本的知識を身につけながら、作品の分析を通じて思考力を養う。また、英語で文学作品を読むことによって英語の速読力を身につけることも目的とする。さらに、部分的に英語で授業を行うので、聞き取り能力の増進もはかる。取り上げる作品は、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、C.S.ルイスの『ナルニア国物語』である。
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授業の到達目標 |
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1. 英文学の知識を修得する。 2. 文学を批評的観点から読むことによって思考力を養う。 3. 英語の速読力を身につける。 4. 英語のリスニング力を増強する。
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成績評価の方法および基準 |
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授業内提出物40%、期末テスト40%、発表20%
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4. |
教科書・参考書 |
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参考書:『ふしぎの国のアリス』(講談社英語文庫)、『鏡の国のアリス』(講談社英語文庫)、『不思議の国のアリス』(角川文庫)、『鏡の国のアリス』(角川文庫)、『アリス・イン・ワンダーランド』(DVD, 2011)、『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』(DVD, 2016)、『ライオンと魔女-ナルニア国物語』(講談社英語文庫)、『ライオンと魔女-ナルニア国物語1』(岩波少年文庫)、
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準備学修の内容 |
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授業で扱う作品は日本語訳で全部読んでおくことが望ましい。授業に出席する前に、配布プリントの英語の抜粋を読んでおく必要がある。
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その他履修上の注意事項 |
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毎回提出物がある。英語の抜粋の分析や要約などである。英語で行う講義を聞き、授業形式で日本語または英語で発表してもらう場合もある。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業説明 | 【第2回】 | ジェイン・オースティン『高慢と偏見』における「階級」 | 【第3回】 | ジェイン・オースティン『高慢と偏見』における「高慢」と「偏見」 | 【第4回】 | エミリー・ブロンテ『嵐が丘』における語り | 【第5回】 | エミリー・ブロンテ『嵐が丘』における「愛と死」 | 【第6回】 | ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』における夢の世界 | 【第7回】 | ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の「お茶会」 | 【第8回】 | 映画版アリスにおける「夢」と「記憶」 | 【第9回】 | 映画版アリスにおける「パラレルワールド」 | 【第10回】 | ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』における鏡の向こう側 | 【第11回】 | ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』における夢の中の夢の中の夢 | 【第12回】 | C.S.ルイス『ナルニア国物語』におけるタンスの向こう側 | 【第13回】 | C.S.ルイス『ナルニア国物語』における時間 | 【第14回】 | 復習 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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