Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:SEM-401
法律学演習 III 天日 隆彦
必修  2単位
【法学】 18-1-1210-4906-031A

1. 授業の概要(ねらい)

 歴史認識問題は今日、日本の政治外交における重要なテーマの一つとなっている。演習では、様々な歴史問題についての基礎知識を習得する。歴史をめぐっては多様な見方があることを理解した上で、自ら考える力を身につけることに重点を置く。
 教材をベースに、受講者が発表と討論を行う。

2.
授業の到達目標

 歴史認識問題に関する基礎知識を習得する。歴史認識問題について、論理的に考える力を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への貢献度(発表及び討論)60%、期末レポート40%。

4.
教科書・参考書

 教科書は大沼保昭著、聞き手江川紹子『「歴史認識」とは何か』(中公新書)。別途、プリントを配布することもある。参考文献は、随時紹介する。

5.
準備学修の内容

 ①教材の授業該当部分を、毎回事前に読んでおくこと。
 ②図書館も大いに活用を。
 ③日頃から新聞に目を通し、歴史認識問題に関する報道に注意を払うことが望まれる。

6.
その他履修上の注意事項

 議論への積極的な参加が望まれる。
 授業中の私語など、他の受講生の迷惑になる行為は厳禁する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(演習の全体の見取り図、報告者の決定)
【第2回】
 総論(教員説明)
【第3回】
 東京裁判Ⅰ(これより受講者による報告と討論)
【第4回】
 東京裁判Ⅱ
【第5回】
 東京裁判Ⅲ
【第6回】
 サンフランシスコ講和条約
【第7回】
 賠償と東南アジア
【第8回】
 日韓国交正常化
【第9回】
 日中国交正常化
【第10回】
 戦争責任・加害者意識・被害者意識
【第11回】
 教科書問題
【第12回】
 戦没者追悼
【第13回】
 村山談話と安倍談話
【第14回】
 在日・韓国朝鮮人
【第15回】
 まとめ