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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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旅行地理という学科目は比較的珍しいと思われます。そもそも、地理とは地表面上の特定の場所に関する記述を意味しており、それゆえ旅行地理とは、旅行に値する場所の記述を意味することになります。旅行に値する場所の記述の典型は著名作家等による紀行文ですが、この授業では、欧州各地に存在するUNESCOによって認定された世界遺産について学習することを狙いとします。その際に、UNESCOが英語で発信している情報を読み取ることも学習します。 この授業は、経済学部のディプロマポリシーのうち「1.日本と世界の経済、地域経済、企業経営及び観光にかかわる基礎的理論・知識を修得」すること、および地域経済学科のディプロマポリシーのうち、特に「2.複雑な地域の経済問題を理解」するための基礎に関わります。
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2. |
授業の到達目標 |
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この授業の到達目標は、欧州にあるUNESCO認定になる世界遺産について、認定されるだけの価値が何であるかを認識することが第1の到達目標となります。第2に、その認識を得るために自ら情報を収集し、収集した情報を整理して他者に伝えるための能力を高めることも到達目標に含まれます。英語での情報を収集し、これを日本語に置き換える能力の獲得も第3の到達目標になります
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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授業の最終回に行なう試験を50%、割り当てられた報告内容の質を50%、という割合で評価します。この授業では質疑応答、ディスカッションを重視しますので、これが学生へのフィードバックとなります。
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教科書・参考書 |
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つぎのUNESCのホームページが最も重要なテキストとなります。 http://whc.unesco.org/
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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世界遺産に関する情報はあふれています。自ら様々な情報を収集し、それらを整理して分かりやすく伝えるための情報整理、すなわち適切なレジュメの作成を行い、授業参加者に配布することが求められます。したがって、報告に際しては準備学習に少なくとも約3時間を、報告を担当しない場合には約1.5時間の準備学習を必要とします。担当する報告のために、適切なレジュメの作成を行い、授業参加者に配布することが求められます。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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報告を行なうことと、ディスカッションに積極的に参加することが重要です。 取り上げる国や世界遺産については、第1回目の授業で学生と相談したいと思います。
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授業内容 |
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【第1回】 | 授業の概要の解説、旅行地理とは何か? | 【第2回】 | レジュメの作成の仕方と報告の仕方 | 【第3回】 | フランス | 【第4回】 | イタリア | 【第5回】 | スペイン | 【第6回】 | ドイツ | 【第7回】 | スイス | 【第8回】 | オーストリア | 【第9回】 | デンマーク | 【第10回】 | スウェーデン | 【第11回】 | ノルウェー | 【第12回】 | ポルトガル | 【第13回】 | ギリシア | 【第14回】 | クロアチア | 【第15回】 | 試験、および総括討論 |
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