Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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微生物学実験(Experiments in Microbiology) 作田 庄平
3年 前期 専門基礎科目選必 2単位
【バイオ・前期】 19-1-0409-4887

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

以下の内容を実験を行うことで学びます。
(1) DNAの連結と形質転換:プラスミドベクターの作製、lacZ DNAの連結、大腸菌の形質転換
(2) DNAの精製:プラスミドDNAの抽出と精製
(3) 制限地図の作成:制限酵素切断部位の同定、アガロースゲル電気泳動
(4) 環境中の微生物の培養・分離
(5) グラム染色、PCRによる細菌の分類
この実験では、学位授与の方針DP2、DP3に関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

大腸菌プラスミドを用いたDNA組換え実験操作ならびに、細菌およびカビの培養・分離・分類法の基本技術を習得できます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

試験は行いません。レポートの結果が60%以上を合格とします。 レポートは解説をつけて返却します。

4.
教科書・参考書

あらかじめ、実験テキストを配付します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

事前に実験テキストをよく読んでおいてください。

6.
その他履修上の注意事項

白衣、名札、A4判レポート用紙、定規を各自で用意してください。

7.
授業内容

1回目 組換え体プラスミドDNAの作製と形質転換
 1.制限酵素によるプラスミドDNAの切断
 2.LacZ DNAの連結
 3.大腸菌の形質転換
2回目 アガロースゲル電気泳動によるDNA切断反応の検証
3回目 アルカリ法によるプラスミドDNAの抽出と精製
4回目 制限地図の作成
 1.制限酵素によるプラスミドDNAの切断
 2.アガロースゲル電気泳動による酵素切断部位の同定
5回目 細菌およびカビ用の培地調製
6回目 身の回りの環境より植菌
7回目 細菌の分離、カビの観察
8回目 グラム染色、PCRによる細菌の分類