Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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機器分析法(Instrumental Analysis) 作田 庄平
3年 前期 専門科目選択 2単位
【バイオ・前期】 19-1-0417-4887

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

以下の事項について学びます:a.生体成分の抽出 b.溶媒分配法 c.クロマトグラフィー(カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなど) d.スペクトル法による分析と構造決定(紫外スペクトル、赤外スペクトル、核磁気共鳴 (NMR) スペクトル、質量分析)
この授業は講義形式ですが、第14回の授業では、分離装置、分析装置を見学し、装置の仕組み等を確認するための実習を行います。
この授業ではDP2、DP3に関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

生体中の生理活性物質などの成分、食品中の成分、および環境中に存在する様々な物質を抽出、分離してから、機器分析により同定・定量する方法を学びます。また、有機化合物の様々なスペクトルを測定して、その構造を決定する方法も学びます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

講義した内容について各回に行う小テスト50%、最後の回の筆記試験50%で評価します。

4.
教科書・参考書

配布するプリントを使用します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

これまでに学習した有機化学や分析化学を復習しておいて下さい。 また、講義の際の小テストの解答を確認しておいてください。(30分)

6.
その他履修上の注意事項

特にありません。

7.
授業内容

【第1回】
有機溶媒の構造と性質、溶媒分画について学びます。
【第2回】
分配および吸着クロマトグラフィーについて学びます。
【第3回】
イオン交換、ゲルろ過、電気泳動、蒸留について学びます。
【第4回】
高速液体クロマトグラフィーについて学びます。
【第5回】
紫外スペクトルについて学びます。
【第6回】
旋光度、赤外線吸収スペクトルについて学びます。
【第7回】
NMRの基礎について学びます。
【第8回】
1H-NMRについて学びます。
【第9回】
13C-NMRについて学びます。
【第10回】
二次元NMR、NMRの応用について学びます。
【第11回】
NMRスペクトルの解析法について学びます。
【第12回】
質量分析でのイオン化法について学びます。
【第13回】
質量分析でのイオン分離法、LC/MS、GC/MS、質量スペクトルについて学びます。
【第14回】
HPLC,質量分析装置等を見学して、装置の仕組み等を確認するための実習を行います。
【第15回】
テスト、まとめ