Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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ライフデザイン演習Ⅰ(Life Design Seminar Ⅰ) 山本 健兒
1年 前期 コミュニケーション必修 2単位
【地域・前期】 19-1-1894-4694

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 ライフデザイン演習の目的は、本学の教育理念に基づき、大学や社会で必要とされる次のの3つの能力を修得することされています。
①社会力:自分の考えを他者に的確に伝えるための表現力、コミュニケーション能力
②自己教育力:自分の将来について考え、自覚をもって計画的に学ぶ能力
③専門力:自分の学部・学科で学んだ専門知識を用いて問題を解決する能力
 しかし、この3つの能力をライフデザイン演習を履修するだけで身につけることができるわけではありません。むしろ、大学4年間の学習を通じて、徐々にそれらの能力を身につけることを目指して、ライフデザイン演習では大学で学ぶための態度を確立することにあると解釈できます。科目名称の意味も併せて考えるならば、学生が将来こうありたいと望む姿を具体的に描くための手助けとなるような授業内容にすべきと考えます。そこで、このクラスでは、読む、書く、考える、発表する、ディスカッションするという大学での学びに必要な(学問修得に向けた動機付けも含めた)基本的能力の育成に資する授業展開を考えています。
 したがってこの授業は、総合基礎科目の学習目標3に関連するとともに、経済学部のディプロマポリシーのうち「問題解決に取り組むために必要な行動力、主体性、教養、倫理観を習得する」ことに関連しますし、地域経済学科のディプロマポリシーのうち「地域の経済発展に寄与するリーダーシップ、起業家精神、行動力、倫理観を有する」ことに関連します。、

2.
授業の到達目標

 授業で用いるテキストを読み解き、その内容を要約し、それを踏まえて疑問点を発見し、自らその疑問点を解決するための自主的学習を行なう能力を身につけるとともに、テキストの報告担当部分のレジュメを作成して口頭で発表し、ディスカッションする力を身につけることがこの授業の到達目標です。また、2千字から4千字程度の文章(レポート)を書く力を身につけることも到達目標となります。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

 授業への参加姿勢と輪番で担当する報告の質、そして最後に求めるレポートの内容で成績評価をします。

4.
教科書・参考書

 授業第1回目で確定したテキストを指示しますが、下記が候補になります。
吉見俊哉(2018)『トランプのアメリカに住む』岩波新書。

参考書
外山滋比古(1986)『思考の整理学』ちくま文庫
外山滋比古(2007)『読みの整理学』ちくま文庫
齋藤 孝(2002)『三色ボールペンで読む日本語』角川書店

5.
準備学修の内容・必要な時間

 授業で扱うテキストを事前に読み、疑問点などを発見して自分で調べるために、1.5時間程度の時間がかかると見込まれます。報告者となる場合にはレジュメの作成が必要となるので、約3時間の事前学習が必要となると思われます。

6.
その他履修上の注意事項

 無遅刻、無欠席、無早退が当然のマナーです。万が一、病気などで欠席せざるを得ない場合には、事前にメールで連絡することが求められます。

7.
授業内容

【第1回】
大学での学びとはどのようにすることか?
各自の自己紹介(口頭と作文)
【第2回】
読書の方法についての講義
作文の講評、テキスト担当部分の割り当て
【第3回】
報告の仕方、レジュメの作り方のモデル
【第4回】
テキスト報告第1回
【第5回】
テキスト報告第2回
【第6回】
テキスト報告第3回
【第7回】
テキスト報告第4回
【第8回】
テキスト報告第5回
【第9回】
テキスト報告第6回
【第10回】
テキスト報告第7回
【第11回】
テキスト報告第8回
【第12回】
テキスト報告第9回
【第13回】
テキスト報告第10回
【第14回】
これまでに読んだテキスト部分に関するレポート作成と提出
【第15回】
総括ディスカッション