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授業の概要(ねらい) |
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私たちは、ことばを使って生活し、人とかかわって生きています。そして個々の言語活動を通して社会活動が営まれています。この授業では「言語生活I」で学んだ言語と社会の関わりに関する基本的な知識もとに、特に現代の日本語の使われ方の特徴について、具体的な事例をもとに、実践的に学び、自らの日本語の使い方について、客観的・理論的に分析できるようになることをめざします。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)現代日本語の使われ方の特徴について、具体的な事例をもとに分析する。 (2)(1)をもとに自らの言語行動について客観的・理論的に分析する態度・資質を養う。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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(1)平常点 (授業への参加、課題への取り組み):50% (2)振り返りの小テスト×2、最終テスト:50% *正当な理由なく、5回以上欠席した学生には単位を与えられません*
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト 石黒 圭 『日本語は空気が決める』 光文社新書
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5. |
準備学修の内容 |
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このクラスでは、教員による講義だけでなく、ペアやグループでの話し合いや個人での作業をしながら学んでいきます。毎回、指定された教科書の章や文献を読んだり、自分の言語行動を振り返ったりする宿題があり、それもとにクラスでディスカッションをします。クラスメートとよく協力し、積極的に参加する姿勢が求められます。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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(1)各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。 (2)遅刻、早退、欠席は避けましょう。 (3)第1回目の授業には、必ず出席してください。 (4)グループやペアでの作業には、相手を尊重しつつ積極的に参加しましょう。 (5)大学での学びは、教員から一方的に与えられるものではありません。一人一人が他者に配慮をしながら、積極的に授業に参加することでよいクラスになり、みなさんの学びと成長につながります。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション、グループ分け。クラスメートやグループのメンバーを知る | 【第2回】 | 言語生活Iの復習・社会言語学とは何か(第1章) | 【第3回】 | 地域方言(第2章) | 【第4回】 | 話し手による言語形式の変化(第3章) | 【第5回】 | 聞き手に合わせた言語形式の選択(第4章) | 【第6回】 | 振り返りの小テスト(1) 若者ことば・流行語1 | 【第7回】 | 状況に合わせた言語形式の選択(第5章) | 【第8回】 | 伝達方法による言語形式の変化(第6章) | 【第9回】 | SNS・打ち言葉の分析7 | 【第10回】 | ことばと文化の関係・言語相対性理論(第9章) | 【第11回】 | 言語政策と言語変化(第10章) | 【第12回】 | 国際共通語としての英語 | 【第13回】 | 振り返りの小テスト(2)・敬語の分類 | 【第14回】 | ら抜き言葉 | 【第15回】 | まとめ・復習と最終テスト |
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