Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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心理学基礎文献研究 II 岡本 潤子
必修  2単位
【心理】 17-1-1360-3763-09

1. 授業の概要(ねらい)

 春期で使用したテキストの後半を,丁寧に読み進んでいきます。
 秋期では,さらにテキストから発展させて調べたり,すでに学んだ部分を参照して振り返ったりしながら,修復的司法についての自分の考えを深めていきます。
 授業は,春期と同様,班ごとに発表を分担し,発表と討論の司会を行っていきます。

2.
授業の到達目標

 ① 修復的司法の意味・意義について理解し,説明することができる。
 ② 修復的司法の実践について学び,現状の利点と限界について説明できる。
 ③ 調べたことやまとめたことを,適切に発表し,また,関心を持って討論に参加できる。
 ④ テキストの内容や討論を生かし,自分なりに考え,意見を形成できる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加状況(振り返りシートの提出と内容,討論への参加の状況)(40%),発表担当のときの資料及び発表の内容(30%),レポート(30%)を総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 藤岡淳子編『被害者と加害者の対話による回復を求めて』誠信書房

5.
準備学修の内容

 発表者であるかどうかに関わらず,事前にテキストを読み,自分なりの問いを立てて授業に臨んでください。
 発表の準備は,班ごとに工夫して行いますが,時間外に行う必要があります。

6.
その他履修上の注意事項

 発表の方法や興味を持って発展的に調べる姿勢など,心理学基礎文献研究Ⅰよりも,さらに力を発揮して学修することを期待します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 心理学基礎文献研究Ⅰでの学びの振り返り,担当決め
【第2回】
 VIPプログラムの紹介と討論
【第3回】
 発表と討論① 第7章 付添人としての立場からみた修復的司法の現状と課題
【第4回】
 まとめと討論
【第5回】
 発表と討論② 第8章 矯正からみた現状と課題 第1節
【第6回】
 発表と討論③ 第8章 矯正からみた現状と課題 第2節
【第7回】
 まとめと討論
【第8回】
 発表と討論④ 第9章 更生保護の立場からみた現状と課題
【第9回】
 発表と討論⑤ 第10章 被害者支援の立場からVOMを考える
【第10回】
 まとめと討論
【第11回】
 発表と討論⑥ 第11章 VOMの日本における現状と今後の実践について
【第12回】
 発表と討論⑦ 第12章 被害者と加害者の対話による回復を求めて
【第13回】
 まとめと討論
【第14回】
 アメリカでの実践の紹介と討論
【第15回】
 秋期全体のまとめ