1. |
授業の概要(ねらい) |
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臨床心理士の活動の4本柱の一つとして,臨床心理地域援助がある。本講義では,現代社会における心の問題にアプローチするために欠くことのできない地域援助について,医療・保健,教育,福祉,産業の分野について具体的な事例から学ぶ。
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2. |
授業の到達目標 |
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・コミュニティ・アプローチの考え方を理解する。 ・コミュニティの中で役に立つ心理臨床家の基本的態度を身につける。 ・臨床事例から実践的に学ぶ。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業内発表(50%),発表内容に関するレポート課題(50%)
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4. |
教科書・参考書 |
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佐藤進監修,津川律子・元永拓郎編(2009)『心の専門家が出会う法律―臨床実践のために 第3版』誠信書房 野島一彦編(2006)『臨床心理地域援助研究セミナー』現代のエスプリ別冊 至文堂 心理臨床研究,臨床発達心理士実践研究など,様々な実践研究雑誌 その他,適宜,授業の中で指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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上記,テキストから事例を取り上げて検討する。また,心理臨床研究等から事例を取り上げる。事例については,授業前に読んでくること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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討論を中心に授業を進める。事前に学習して自分で考え,積極的に発言してほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | コミュニティ・アプローチについての基本的な考え方 | 【第2回】 | コミュニティ・アプローチの様々な分野 | 【第3回】 | 発達支援と地域連携 | 【第4回】 | 保育支援と保育コンサルテーション | 【第5回】 | 子育て支援,育児不安への対応 | 【第6回】 | 虐待対応と社会的養護における連携 | 【第7回】 | 学校支援とつなぐ役割 | 【第8回】 | 特別支援教育での連携 | 【第9回】 | 学校での危機介入 | 【第10回】 | 予防教育(いじめ,自殺) | 【第11回】 | 医療におけるリエゾン・コンサルテーション | 【第12回】 | 医療における地域連携 | 【第13回】 | 産業分野での地域援助(EAP活動) | 【第14回】 | 災害支援(危機介入) | 【第15回】 | 議論のまとめと今後の学習 |
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