Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
臨床心理面接特論 近藤 清美
必修  4単位
【臨床心理学専攻】 17-1-1360-4157-11

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は秋学期に開講される臨床心理面接特論である。
 秋学期には,様々な臨床心理学の理論に基づく多様な心理療法について網羅的に学ぶ。理論の柱として,精神分析,人間性心理学,行動理論,ナラティブ・アプローチなどがあるが,それぞれの代表的な心理療法について取り上げる。本講義では,主として心理療法に関する基本的知識の習得をめざす。

2.
授業の到達目標

 ・臨床心理学の理論と心理療法のつながりを理解する。
 ・主な心理療法について,基本的概念,理論,技法,適用等を知る。
 ・主な心理療法の適用上の注意点を実際的に理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 期末試験(60%)と授業中の小テスト(40%)によって評価する。

4.
教科書・参考書

 主として,心理臨床研究から事例を取り上げ,提示する。

5.
準備学修の内容

 基本的な知識の習得を目指すために小テストを行うので,毎回,復習を行い,確実に知識を身につけてほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 真剣に学ぼうとしている他の院生の邪魔をしないこと(私語,居眠り欠席など)
 主体的・創造的に参加することが望まれる。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 心理療法の歴史的変遷
【第2回】
 精神分析的アプローチ(1):フロイト
【第3回】
 精神分析的アプローチ(2):クライン
【第4回】
 精神分析的アプローチ(3):ウィニコット,ボウルビィ,スターン他
【第5回】
 分析心理学:箱庭療法,夢分析
【第6回】
 来談者中心療法
【第7回】
 フォーカシング,交流分析
【第8回】
 行動療法
【第9回】
 認知行動療法
【第10回】
 認知行動療法の最近の動向
【第11回】
 イメージ療法,芸術療法
【第12回】
 ゲシュタルト療法,サイコドラマ
【第13回】
 社会構成主義とナラティアプローチ
【第14回】
 わが国独自の心理療法
【第15回】
 まとめとテスト