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授業の概要(ねらい) |
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離婚数が多く,子どもの当事者参加を重んじるアメリカでは,親の離婚を経験する子どもを読者として書かれた絵本・児童書がたくさんあります。子どもの年齢に合わせて,親の離婚とはどういうことであるかを説明し,子どもの感情の揺れに応え,心配事などへの対処を示した内容です。日本語に翻訳されているものもありますが,背景となる文化の違いから,そのまま訳出するだけでは役に立たないこともあり,多くが訳されていません。 本授業では,それらの絵本・児童書を,分担して訳出していきます。単に日本語に訳すだけでなく,背景となるアメリカの家族や離婚の法律・状況なども学んでいきます。 授業では,担当者は和訳を提出し,他の出席者は音読や討論で参加します。 講読する絵本・児童書は,履修者の希望と力量に合わせて,第1回の授業で決めていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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①親の離婚を経験する子どもへの絵本・児童書を訳し,離婚に関する専門用語を身につけることができる。 ②アメリカの家族や離婚の法律や事情について知識を得て,説明することができる。
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成績評価の方法および基準 |
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平常点(分担講読する担当時の発表内容,授業内でのミニテスト,授業に出席する参加姿勢)(70%)と最終テスト(30%)を総合して評価します。
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教科書・参考書 |
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テキストは未定です。楽しく訳せる絵本・児童書を用意しています。第1回の授業で提示し,選択します。授業全体で,4~5冊を読む予定です。
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準備学修の内容 |
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担当者は,担当箇所をあらかじめ読み,和訳を用意し,人数分のコピーを持参してください。翻訳ソフトは使用せず,辞書(電子辞書でもよいが,できるだけ紙の辞書)を使って準備してください。担当でない者も,事前に読み,準備をしてください。
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その他履修上の注意事項 |
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①翻訳ソフトを使用せず,自分で訳す意欲を持ってください。 ②授業には必ず辞書を持参してください。 ③音読や発語の機会を多く設けますので,積極的に参加して,英語への苦手意識を払拭するチャンスにしてください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション。テキストの選択。 和訳版が出版されている絵本を用いた,用語や基本情報についての授業「Two Homes」 | 【第2回】 | 和訳版が出版されている絵本を用いた,用語や基本情報についての授業 「Mama and Daddy Bear's divorce」 | 【第3回】 | 和訳版が出版されている絵本を用いた,用語や基本情報についての授業 「Dinasaurs Divorce」 | 【第4回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第5回】 | 学生の和訳とディスカッション。ミニテスト | 【第6回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第7回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第8回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第9回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第10回】 | 学生の和訳とディスカッション。ミニテスト | 【第11回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第12回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第13回】 | 学生の和訳とディスカッション | 【第14回】 | テスト | 【第15回】 | 振り返りとまとめ |
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