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授業の概要(ねらい) |
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ドイツのサッカー界は、W杯での代表チームの功績が素晴らしい成功と各クラブや選手の競争力により世界をリードしている。しかし、その一方で、ヨーロッパ全体に通ずる「経済不況」により各国のリーグとクラブに格差が広がっている現状も理解することが必要となる。 イングランド、ドイツ、イタリアのリーグ経営を学習し、サッカーマーケティングを分析。 欧州プロサッカーリーグの構造と特徴を紹介していく中で、世界を代表するプロサッカー「ブンデスリーガ」や「イングランド・プレミアリーグ」のマーケティングを題材に講義していく。 また、本講義はヨーロッパ型スポーツ経営(サッカー)の学習に留まらず、日本のJリーグに関するリーグ&クラブマネジメントの基礎知識を各講義で比較研究していく。
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授業の到達目標 |
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・ヨーロッパ4大サッカーリーグの概要とリーグ構造の理解 ・独ブンデスリーガなどの海外主要クラブのマーケティングの理解 ・Jリーグの経営戦略とマネジメントの基礎知識を習得
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成績評価の方法および基準 |
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出席:7割以上の出席を前提とする。出席点として30点 試験:期中に授業中テスト(教科書持ち込み可)14点×5回 計70点 ※公欠、病欠は証明書があれば認める 以上を総合的に評価する
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教科書・参考書 |
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教科書: ・『Jリーグが追求する「地域密着型クラブ経営」が未来にもたらすもの』(青娥書房) ※本テキスト第3章は授業の中でも重要なポイント 参考書: ・『SHOW ME THE MONEY!ビジネスを勝利に導くFCバルセロナのマーケティング実戦講座』(ソル・メディア) ・『なぜレアルとバルサだけが儲かるのか?~サッカークラブ経営に魔法は存在しない~』(ベースボールマガジン社)
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準備学修の内容 |
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ヨーロッパサッカービジネスに関わるスポーツニュースを随時ピックアップして講義中に提案する「講義中レポート」を提出。 また、学生諸君には授業時間外の自主的な活動を「自主活動レポート」として最大限評価する。具体的なメリット&提出方法については講義中に説明する。
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その他履修上の注意事項 |
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講義を通じて紹介していくスポーツマネジメントの理論と実務をバランス良く習得するための大学プログラム(実務者講義や特別実習等)は積極的に参加すること。授業中の積極的な発言等で本講義担当教員とのコミュニケーションをとることはできるが、特別に提供される実習プログラムの参加により、学生個々のポテンシャルを教員が理解する良い機会となる。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス スポーツという概念の成立 | 【第2回】 | 近代サッカーの誕生とフットボールビジネスの出現 | 【第3回】 | スポーツのソフト化 ~テレビメディアの世界化とスポーツマーケティングの誕生~ | 【第4回】 | 世界で広がったスポーツマーケティングという概念 ~オリンピックとスポーツビジネスの成立/IOCとFIFA~ | 【第5回】 | 衛生放送の出現とイングランド・プレミアリーグの誕生 | 【第6回】 | FIFAの世界戦略とワールドカップビジネス | 【第7回】 | 1990年代の変化・スポーツビジネスのグローバル化とIT化 | 【第8回】 | 欧州で誕生した「サッカーマーケティング」の試み | 【第9回】 | 実務者による講義※予定 『国際オリンピック委員会(IOC)研究~東京五輪開催に至るまでの戦略について~』 | 【第10回】 | ヨーロッパサッカービジネスの経済事情 | 【第11回】 | サッカーというスポーツの市場規模 | 【第12回】 | 欧州プロサッカーリーグの比較研究 | 【第13回】 | ヨーロッパクラブトップ3 バイエルンミュンヘン/バルセロナ/マンチェスター・ユナイテッドの経営戦略 | 【第14回】 | 実務者による講義 『欧州サッカークラブで働く日本人』 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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