授業の概要（ねらい）

　知覚・認知・感情・学習などの基礎心理学領域で扱われるテーマは、私たちヒトの活動の根幹に関わるものである。そのため、基礎心理学の実験研究は私たちの生活や社会と密接に関わっているはずである。しかし実際には、基礎心理学における実験研究の知見を、私たちの日常生活に応用して考えることは容易ではない。この授業では、心理実験による知見の社会的な意義について考察する。基礎心理学領域における実験研究を要約して発表し、ディスカッションを行う。そして研究結果にどのような意義があり、それらがヒトのこころの理解や、私たちの生活・社会にどのように活かされるのかについて考えることが目的である。

授業の到達目標

・基礎心理学の研究結果を読み取り、それを効果的に発表できる
・研究結果が何を意味し、どのような意義があるのかを考察することができる

成績評価の方法および基準

先行研究の発表（80％）、ディスカッションへの貢献度（20％）で評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

グループに分かれて知覚・認知・感情・学習など基礎心理学領域の実験研究を要約して発表してもらう。各グループ興味を持った先行研究を選んで読み解くこと。そして、その研究の目的・結果・結果の意義についてわかりやすく発表すること。

その他履修上の注意事項

この授業はグループワークとディスカッションが中心となる。間違えることを恐れずに積極的に参加する姿勢を評価する。
グループはこちらで指定する。受講者の人数によって以下の授業スケジュールは調整する。

授業内容