担当者 | 大山 高教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SPS-204 |
ヨーロッパのプロサッカー界は、W杯での代表チームの成功と各クラブや選手の競争力によって世界をリードしている。しかし、その一方で、ヨーロッパ全体に通ずる「経済不況」により各国のリーグとクラブに格差や「国際化(欧州各国の移民政策など)」が広がっている現状も理解することが必要となる。イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランスの欧州五大国トップリーグ経営を概観し、欧州プロサッカークラブの構造と特徴を習得していく中で、本講義ではクラブの資産価値世界一の「マンチェスター・ユナイテッド」と観客動員数世界一の「ボルシア・ドルトムント」を中心に取り上げていく。この二つのクラブが所属する「イングランド・プレミアリーグ」と「ドイツ・ブンデスリーガ」のマーケティングを題材に講義していくが、本講義はヨーロッパ型スポーツ経営(サッカー)の学習に留まらず、日本のJリーグに関するリーグ&クラブマネジメントの基礎知識を各講義で比較研究していくことを(授業の)狙いとする。
・ヨーロッパ五大国プロサッカーリーグの概要とリーグ構造の理解
・独ブンデスリーガなどの海外主要クラブのマーケティングの理解
・Jリーグの経営戦略とブンデスリーガクラブのマネジメントの基礎知識を習得
出席:7割以上の出席を前提とする。平常点として30点
試験:期中に授業中小テストを実施する(教科書持ち込み可)5回 計70点
※公欠、病欠は証明書があれば認める
以上を総合的に評価する
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『海外のサッカーはなぜ巨大化したのか』ー欧州サッカーの歴史とクラブ経営に学ぶスポーツマネジメントー※本著は講義のメイン教科書となる | 大山 高 | (青娥書房) |
教科書 | 『Jリーグが追求する「地域密着型クラブ経営」が未来にもたらすもの』※本テキスト第3章(ブンデスリーガクラブのマネジメント)は授業の中でも重要なポイント | 大山 高 | (青娥書房) |
参考文献 |
準備学修の内容として、本講義中に使用する『海外のサッカーはなぜ巨大化したのか』ー欧州サッカーの歴史とクラブ経営に学ぶスポーツマネジメントー教科書を授業前に各自熟読しておくこと。また、期中に同著内第6章の「レポート」を提出する。
講義を通じて紹介していくスポーツマネジメントの理論と実務をバランス良く習得するための大学プログラムには積極的に参加してほしい。授業中の積極的な発言等で本講義担当教員とのコミュニケーションをとることはできるが、特別に提供される実習プログラムの参加により、学生個々のポテンシャルを教員が理解する良い機会となる。特に、本学では2018年よりドイツのブンデスリーガ古豪クラブ「ボルシア・ドルトムント」と「VfLボーフム」との学術研究パートナーシップを締結して開講するプログラムも多くなるため、積極的な参加を期待している。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス/前期の復習 |
第2回 | 欧州プロサッカークラブの組織形態 ー設立と歴史ー |
第3回 | マンチェスター・ユナイテッドのビジネス戦略(1) ーステークホルダーの設定/グローバル企業との連携強化ー |
第4回 | マンチェスター・ユナイテッドのビジネス戦略(2) ープロサッカークラブの多角化経営ー |
第5回 | マンチェスター・ユナイテッドのビジネス戦略(3) ークラブ経営にみるスポーツビジネスの特徴ー |
第6回 | マンチェスター・シティの経営戦略 ー日本のJクラブと外国資本の関係ー |
第7回 | 欧州プロサッカークラブと巨大市場「アジア」のビジネス戦略(1) |
第8回 | 欧州プロサッカークラブと巨大市場「アジア」のビジネス戦略(2) |
第9回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(1) ーブンデスリーガ「平均観客動員数世界一」にまで発展した社会的背景ー |
第10回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(2) ー日本が模範としたドイツの「地域密着型経営モデル」とはー |
第11回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(3) ークラブ経営にみる日本とドイツの相違点ー |
第12回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(4) ーバイエルン・ミュンヘンのスタジアム経営、RBライプツィヒとレッドブル社の買収などー |
第13回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(5) ーブンデスリーガの地域密着型クラブ経営と日本の比較ー |
第14回 | ドイツに学ぶサッカーマネジメント(6) ー世界一の観客動員数を誇るボルシア・ドルトムントのブランド戦略ー |
第15回 | ドイツに学ぶクラブ経営成功の要因/まとめ |