授業の概要（ねらい）

非正規労働者が増加する中で、非正規労働者と正規労働者との待遇格差が大きいことが問題であった。働き方改革関連法により、同一企業内における正社員と非正社員との間での不合理な待遇差をなくすための規定が整備された。こうした政策の進展を理解するとともに、紛争解決の仕組み、日本の賃金の現状や最低賃金制度、多様な働き方、若者や高齢者の就業支援等についても取り上げる。

授業の到達目標

同一企業内において、正社員と非正規社員との間で、あらゆる待遇について不合理な待遇差を設けることが禁止される。どのような待遇差が不合理にあたるかを理解し、その知識を活用できるようにする。さらに様々な人の活躍を支援する制度について理解を深める。

成績評価の方法および基準

試験（80％）、中間でのレポート等授業への貢献状況（20％）

教科書・参考文献

準備学修の内容

正規、非正規の格差など、日本の労働の現状を踏まえて学ぶ必要があり、授業で参照した資料やデータをよく読み込むこと。

その他履修上の注意事項

労働政策を理解するには、Ⅰ、Ⅱと継続して履修するのがのぞましい。

授業内容