国際協力論Ⅱ
担当者西岡  淳教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングINR-202

授業の概要(ねらい)

国際協力の分野と主体は、グローバル化の進展に伴って、大きく広がってきています。ここでは、国際協力を国際的な協力行為一般と広くとらえ、多角的に取り上げます。特に、国連をはじめとする国際機関を通じたマルチラテラルな国際協力について、平和と紛争、貧困と開発、難民、環境問題といった分野でどのような取り組みがなされているかについて学んでいきます。他方で、国家や政府が国際協力のアクターを独占していた時代は過去のものとなってきています。企業や市民社会・NGOが果たす役割を抜きにして現代の国際協力を理解することはできません。この授業では、私の外務省での経験に基づき、国際協力を具体的に理解することを目指します。

授業の到達目標

国際協力に関する幅広い知識を修得する。
国際政治経済問題に対する関心を高め、自分自身と世界の関わりについて考える力を身につける。

成績評価の方法および基準

リアクションペーパー及び小テスト(30%)
中間レポート(30%)
期末テスト(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に使用しない。
参考文献新しい国際協力論(第3版)山田満編明石書店(2018年)

準備学修の内容

知識確認のための小テストを行います。復習をしっかり心がけて下さい。

その他履修上の注意事項

出席が3分の2以下の場合は、判定の対象となりません。30分以上の遅刻は出席と見なしませんので注意して下さい。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
国際協力とは
第2回国際社会における法
第3回国際機構概論
第4回国連の仕組みと任務
第5回国際社会の平和と紛争の解決
第6回日本の国際平和協力
第7回平和構築と開発
第8回貧困問題と国際協力
第9回人道支援
第10回難民問題
第11回国際協力の現場から(国連機関職員)
第12回地球環境問題
第13回市民社会・NGO と国際協力
第14回国際協力の現場から(NGOの活動)
第15回企業と国際協力

なお、以上は予定であり、変更する場合があります。