授業の概要（ねらい）

博物館資料はあらゆる博物館活動の基礎となるものであり、その存在意義の根幹をなすものです。博物館で収蔵する資料は歴史資料、美術・文学作品、自然史標本などさまざまな分野に及び、それらを扱う学芸員には高度な専門性と経験が求められます。一方で、博物館を取り巻く環境が厳しさを増す中で、自身の専門とは異なる分野の資料を扱う機会も増えています。また、博物館活動を充実させ、より魅力ある博物館を作り上げるためにも、固定的な専門領域を超えた幅広い視野で資料の収集や調査研究、展示を遂行できる学芸員が求められています。この授業では博物館で扱う主要な資料の特徴について解説し、学芸員になるための基礎的な知識を身につけるとともに、より積極的に博物館資料を活用するための方策について考えていきます。

授業の到達目標

・博物館における資料収集から保存・活用までの基本的な流れを理解する。
・さまざまな博物館資料の特徴を理解する。

成績評価の方法および基準

平常点：40％（出席およびリアクションペーパー）、期末試験：60%

教科書・参考文献

準備学修の内容

なるべく日頃から博物館を見学し、さまざまな資料を観察するようにしてください。

その他履修上の注意事項

・毎回、リアクションペーパーを書いてもらいます。自分なりのまとめや疑問などを記入し提出してください。

授業内容