担当者 | 高木 暢亮教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | ARC-204 |
この授業では、弥生時代の狩猟・漁撈活動について焦点をあてる。一般的には、弥生時代は日本列島で本格的な農耕社会が成立し、主たる生業が狩猟採集活動から水田でのイネの栽培へと転換した時代であると認識されている。この認識は基本的には正しく誤りではないが、これまでの考古学研究はイネの栽培にあまりにも集中しており、弥生時代の狩猟・漁撈活動についてはほとんど研究がなされていないのが現状である。授業内ではあまり研究の進んでいない弥生時代の狩猟・漁撈活動について、考古資料をもとにして論じることとする。
1.弥生時代の生業活動について理解する
2.弥生水田の生産性に関する議論について学ぶ
3.農耕社会における狩猟・漁撈活動について理解する
授業内テストによって成績を評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
授業内で示した参考文献等に目を通しておくことが望ましい。
テキストは特に指定しない。必要に応じてプリントなどの参考資料を配布する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 農耕社会の食糧事情 |
第3回 | 弥生時代のイメージとその変遷 |
第4回 | 農耕社会における狩猟採集活動 |
第5回 | 水田漁撈とはなにか |
第6回 | 民俗例から見た日本の水田漁撈 |
第7回 | 弥生時代の水田漁撈 |
第8回 | 縄文時代と弥生時代の生業の比較 |
第9回 | 弥生時代の水田の生産性に関する議論 |
第10回 | 弥生人はどのくらいコメを食べていたのか? |
第11回 | 狩猟対象から見た弥生時代の狩猟活動 |
第12回 | 人骨から見た弥生人の栄養状態 |
第13回 | 弥生時代のイネ以外の栽培植物 |
第14回 | 古墳時代以降の狩猟・漁撈活動 |
第15回 | まとめとテスト |