担当者 | 近藤 清美教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | DEP-204 |
本講義を受講する予定の学生は,「発達評価法Ⅰ」を履修することが強く望まれる。
発達の評価は,対象者の発達レベルやそこからの逸脱を調べるだけでなく,対象者が環境との相互作用の中でいかなる状態にあるのか,また,どういう点で困難さがあるのかを明らかにするものである。心理的支援では,何らかの発達評価が不可欠であり,発達上の課題を考慮に入れながら行われる。本講義においては,発達障害の評価以外を扱い,各発達段階での発達評価について論じる。
①各発達段階での問題と対応した発達評価の方法を説明できる。
②発達評価における包括的アセスメントを理解し,具体的な方法を説明できる。
③実際の生活の中で,発達的観点から人の心理を見る構えが身につく。
期末テスト(持ち込み不可)40%,最終レポート40%,小テスト・レポート20%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 子ども理解と支援のための発達アセスメント | 本郷一夫 | 有斐閣選書 |
参考文献 | これからの発達障害のアセスメント:支援の一歩となるために | 黒田美保・柘植雅儀 | 金子書房 |
各授業の資料は,帝京大学のLMSまたはWeb File Sever にアクセスし,各自でダウンロードしてあらかじめ読んでおいてください。また,課題が出されるので,次回の授業までに提出できるように準備してください。
・期末テストは客観的テストです。配布資料とノートをきちんと復習し,基礎的な専門用語や事項を覚えてください。
・最終レポートを提出しない場合,最終試験に出席して良い成績を修めても単位を出すことができません。
・配布資料や課題の提出には,帝京大学のLMSまたはWeb File Serverを利用します。
・授業中の私語や迷惑行為に対してはペナルティを科すので注意してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 各発達段階での発達評価とその概要 |
第2回 | 子どもにおける包括的な発達評価 |
第3回 | 親子関係の評価 |
第4回 | 養育態度と育児ストレスの評価 |
第5回 | 保育場面・学校場面での評価 |
第6回 | 仲間関係・友達関係の評価 |
第7回 | 生育環境の評価 |
第8回 | 虐待とその影響・トラウマについての評価 |
第9回 | 家族関係の評価(1):家族構造・家族機能 |
第10回 | 家族関係の評価(2):家族サブシステム |
第11回 | 高次脳機能障害の評価 |
第12回 | 高齢者の認知機能の評価 |
第13回 | 発達評価から支援計画へ |
第14回 | 発達評価のフィードバック |
第15回 | まとめと期末試験 |