政治とメディアⅡ
担当者鬼頭  誠教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOL-110

授業の概要(ねらい)

 新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・SNSといった「メディア」は報道の道具・手段です。メディアを使って報道を担うのが取材編集記者(ジャーナリスト)であり、メディアを通じて政治に関係する情報を伝えるのが政治記者です。
 授業では、かつて政治記者であった教員が、その体験を踏まえて、政治を報道する過程で発生する政治の担い手(政治家・官僚・利害関係者)とのかかわり、メディア自体が政治に及ぼす影響、アメリカ・中国における政治メディアの動向、メディア経営、政治メディアの変遷等を解説し、履修者に考えるべきテーマを提示し、質疑します。
 「政治とメディア」で考える分野は、メディア関連の就職活動において、また一般の公務員や、警察官・消防官・自衛官などの試験にもかかわっていますから、就活も意識しながら勉強を進めます。

授業の到達目標

 実用的で発展的な授業内容の理解と応用ができる
 民主政治の下における主権者国民としての意識が向上する

成績評価の方法および基準

 授業内発言やレポートと期末試験等で総合評価

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献日刊の新聞各紙、月刊『中央公論』
参考文献『政治学のナビゲーター』(2018年)2,200円+税 甲斐祥子・宮田智之著北樹出版
参考文献『現代日本外交』(2016年)☞ MELIC指定図書コーナーに配置栗山尚一著岩波現代全書

準備学修の内容

 授業でもらったプリントを中心に、授業のあったその日のうちに習ったことを確認しておきます。復習が中心です。この積み重ねを着実に実行することで、授業内試験(期末試験)への対策になります。
 なによりも、新聞各紙を読んで読んで読み比べ、読みこなします。

その他履修上の注意事項

 シラバスは目安で、適宜変更することがあります。政治・外交・憲法担当の新聞報道経験者として、日々の新聞を活用した授業を心がけます。
 授業中の行動はすべて就活に直結すると考えて、積極的、現実的、前向き、そして礼儀正しく授業に臨みましょう。
 毎回授業の模様は録画され、LMSで、視聴することも毎回の講義概要を確認・印刷することも可能で、復習や補習につかえます。

授業内容

授業内容
第1回 ジャーナリズムと法制
第2回 テレビ・アンカーマンの影響力
第3回 政府追及とジャーナリズムの公正
第4回 メディア不信・メディアの驕り
第5回 メディアリテラシー(受けての読解力・知力)
第6回 中韓メディアと日本メディア
第7回 デジタル・ジャーナリズムと政治経済
第8回 インターネット・ジャーナリズムと政治経済
第9回 調査報道と政治
第10回 地方自治と地方メディア
第11回 海外特派員の‘上から目線’と日本政治
第12回 ナショナリズム(戦争)とジャーナリズム
第13回 グローバル・ジャーナリズムの影響
第14回 政治記者の一日
第15回 まとめと試験
  (注)以上のテーマは、時事ニュースの動向により、変更する場合があります。