授業の概要（ねらい）

　授業は、複数の教員によるティーム・ティーチングの形態で行う。
　また、スクールリーダーコース指定授業科目として学習を進める。
　学校のミドルマネージャーとしての立場を念頭におき授業を構築する。
　企業、自治体で研修が行われている組織、経営についても学び、学校で活用できる実践的な研究を推進する。
　また、学校経営の視点から学校評価の在り方が論議され、文部科学省からは義務教育諸学校における「学校評価のガイドライン」が示され学校評価の充実が課題となっている。さらには、第３者評価についても実施への課題が検討されている。実習校・在籍校を対象とし、演習（プレゼンテーション・ロールプレイング・ディベート・短縮事例法等）を取り入れ、自分自身を振り返り行動計画づくりを進め、実践的な研究を推進する。

授業の到達目標

　・スクールリーダーとして上記事項を学ぶとともに将来の学校経営の中枢を担う資質を培うために主幹、副校長、校長の職務を理解し、教育行政職（指導主事等）及び、ミドルリーダーとしての教職員の人材育成計画、学校評価踏を踏まえた学校経営ビジョンを作成できる。

・社会に開かれた教育課程やカリキュラム・マネジメントについて理解を深めるとともに、時代の変化や地域社会の実情を踏まえ、目指す学校の実現に向けた教育課程の編成や実施、評価の在り方について、主幹教諭等に指導・助言することができる。
　特に、先進的な事例や国や東京都の指導資料等を基に理解を深めるとともに、校内研修等で活用できる資料を作成し、所属校の教員等に説明することができる。

成績評価の方法および基準

　課題レポート（30％）、事例分析・プレゼンテーション（30％）、協議への貢献（40％）等をもとに総合的に評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　学校についての意見、評価について新聞・インターネット等で情報収集を図り、プレゼンテーションできるようレポートにまとめておく。

その他履修上の注意事項

　学校組織マネジメント及び学校評価は、これからの学校づくりにおいて大切な視点である。学校経営のビジョン、ミッションをしっかりと把握し、これからの学校創りに向けて学習することを期待する。

授業内容