日本文化研究(近代社会と文化)Ⅰ
担当者スピルマン クリストファー
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLT-203

授業の概要(ねらい)

 本講義は、近代日本(19世紀・20世紀)の社会と文化の関係を取り上げる。徳川時代が終わり、明治期に入った日本は近代国家への道を歩んだ。近代化への過程が、一般市民の生活にどのような影響を与えたのかを検討していく。時代的には、幕末から第一次世界大戦までを取り上げる。

授業の到達目標

 近代日本の背景にある思想を学ぶことによって、現代日本に関する理解を深め、思考能力と分析力を高める。

成績評価の方法および基準

 ・期末試験(70%)
 ・出席(20%)
 ・授業への参加(10%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書・教科書:特に指定しない。
・参考書:授業時に適宜紹介する。
参考文献

準備学修の内容

 授業ノートを読み返し、復習する。また授業で紹介する参考文献を読み、知識を広げる。

その他履修上の注意事項

 積極的な質問を期待する。

授業内容

授業内容
第1回 授業の説明
第2回 幕末の社会、明治維新と日本文化
第3回 明治維新と文化、言語・教育
第4回 新聞と書物、ジャーナリズムの台頭
 徴兵制の導入とその影響
第5回 明治期の農民社会、労働者と資本家の生活
第6回 文明開化と欧米化への反発
第7回 明治期のお雇い外国人
第8回 明治期の留学生
第9回 憲法と教育勅語
第10回 近代における天皇と神道
第11回 日本社会とアジアの隣国
第12回 戦争と文化(日清戦争・日露戦争)
第13回 女性と家族制度
第14回 第一次世界大戦前夜の日本の社会(明治から大正へ)、総まとめ
第15回 まとめと試験