教育原理(中・高)
担当者橋本 和顕教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングEDU-101

授業の概要(ねらい)

 「教育とは何か」という大きな問題を、様々な角度から深く考え、自ら答えを出していけるよう、教育の世界に迫ることをねらいとする。ディスカッションやグループワークを通して、共に探究し、共に分かち合う中で、学びの原理を捉えていく。教育学の入門として、さらに教職を目指そうとすることへの指針となるよう、深く追究する姿勢も身につけることとする。

授業の到達目標

 学校や教育そのものを取り巻く状況を的確に捉え、新しい時代の教育ニーズに応えようとする姿勢を身につけることができる。自ら考え、自らを開拓していくプロセスを大事にし、教育の問題に主体的に関わろうとする。

成績評価の方法および基準

 授業中の提出物(30%) 授業中のディスカッションなどの活動の様子・取り組み方(30%) 記述試験・レポート作成(40%)で総合的に評価を行う。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考文献教育原理島田和幸他ミネルヴァ書房

準備学修の内容

 学んだ内容を整理しながら、自分の考えを付け加えて、ノートづくりを丁寧に行うこと。参考文献をもとに、関連する分野の書籍に関心をもち、読んでみること。

その他履修上の注意事項

 教職課程として位置づいている授業なので、自らの教職への意識を高めて授業参加してほしい。基本的には、15回の授業の出席を基本とする。

授業内容

授業内容
第1回こどもの発達と教育の目的
 共同社会 近代以降の教育 方法的社会化 教育科学
第2回教育とは何か
 人間として 固有の営み 形式陶冶と実質陶冶
第3回教育の歴史(1)
 学校の在り方 公教育の思想 近代の規律
第4回教育の歴史(2)
 古代ギリシアの教育思想 古代ギリシアの哲学者 ソフィスト的弁論術と教養観
第5回教育の歴史(3)
 コメニウス ロック ルソー カント 教育思想家
第6回教育の歴史(4)
 新教育運動 近代教育学の夜明け ブルーナーと系統主義
第7回教育の歴史(5)
 日本の教育史 近代学校 公教育の普及 ヘルバルト学派批判と新教育
第8回「教える」仕事(1)
 教育課程と授業の計画 カリキュラムの類型 学習指導要領
第9回「教える」仕事(2)
 授業実践と振り返り 授業づくり 教材研究
第10回「教える」仕事(3)
 教育評価 主体と方法 カリキュラムマネジメント 評価とアセスメント 
第11回「教える」仕事(4)
 学校・学級経営 担任としての仕事
第12回学び続ける教師
 資質能力の向上 志のある教師 求められる教師像
第13回社会教育と生涯学習
 社会教育の施設 公民館 学校教育との連携・協働 
第14回地域社会と学校
 地域と学校の連携 地方創生と学校 地域社会の範囲
第15回現代日本の教育課題
 いじめ不登校問題 子どもの貧困 家庭の機能 国際化・情報化 論理的思考とプログラミング