担当者 | 宮川 麻紀教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | JPH-205 |
本講義は、日本の歴史の中で培われてきた「しきたり」や年中行事について学ぶものである。
日本では四季の移ろいとともに、様々な行事が催されている。そうした伝統的な年中行事や、日々の生活の中で当然のように行なわれてきた「しきたり」について、その由来や歴史的な意味を具体的に説明していく。ここで言う「しきたり」とは、例えば冠婚葬祭を行ううえでの決まりごとや、贈り物をしたり手紙を書いたりといった日常的な行為についてのマナーなどを指す。この授業は講義形式であるが、映像や画像の資料を見て、リアクションペーパーを書き、意見を発表してもらうこともある。
①日本の「しきたり」や年中行事について、その種類と由来を理解する。
②日本人の思想がどのように形作られてきたか考えられるようになる。
③日本の伝統文化やその基礎にある思想を、世界の中に位置づけられる。
(1)小テスト3回 90%(各回30%)
(2)授業への参加度(リアクションペーパー等)10%
いずれも到達目標①~③
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『日本人のしきたり』 | 飯倉晴武 | 青春出版社、2003年(667円+税) |
参考文献 | 『江馬務著作集 日本の風俗文化』第一巻 | 江馬務 | 中央公論社、1975年 |
・毎回、テキストやレジュメを復習し、内容を頭に入れること。
・テストの後に、できなかった部分をテキストやレジュメで復習する。
・理解できなかった部分や欠席回の内容は、必ずテキストや参考文献を読み習得すること。
テキストを必ず入手・持参して受講すること。
出席していても、テストの点数が低い場合は単位取得できない場合がある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション ・風俗史についての概説 ・講義内容と評価方法の説明 |
第2回 | 講義 テキスト序章 日本人の自然観と信仰 ・日本人の思想・信仰と暦について |
第3回 | 講義 テキスト第一章 正月行事のしきたり ・新年を迎えるための行事について |
第4回 | 講義 テキスト第二章 年中行事のしきたり ・2月から6月までの年中行事について |
第5回 | 第1~4回のまとめと小テスト① 年中行事絵巻の鑑賞(リアクションペーパー) |
第6回 | 講義 テキスト第二章 年中行事のしきたり2 ・7月から12月までの年中行事について |
第7回 | 講義 テキスト第三章 結婚のしきたり ・婚姻形態の変化、婚礼の儀式 |
第8回 | 講義 テキスト第四章 懐妊・出産のしきたり、第五章 祝い事のしきたり ・懐妊中の儀式や子どもの成長に合わせた儀式 ・長寿の祝い |
第9回 | 講義 テキスト第五章 祝い事のしきたり、六章 贈答のしきたり ・家の建築に際する祝い事 ・贈答の包装について |
第10回 | 第6~9回のまとめと小テスト② 映像資料の鑑賞(リアクションペーパー) |
第11回 | 講義 テキスト第七章 手紙のしきたり ・手紙の文面の決まり事と差し出し・宛名の書き方 |
第12回 | 講義 テキスト第八章 葬式のしきたり ・臨終から年忌法要まで |
第13回 | 講義 テキスト第九章 縁起のしきたり ・様々な縁起物や信仰について |
第14回 | 講義 テキスト第九章 縁起のしきたり、テキスト終章 しきたりに関することわざ ・縁起に関する信仰の続き ・これまで学んできた「しきたり」に関することわざ |
第15回 | 講義 第11~14回のまとめと小テスト③ 映像資料の鑑賞(リアクションペーパー) |