担当者 | 高田 孝二 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | PSY-202 |
心理学基礎演習Ⅰでは、こころのはたらきの源泉である脳内神経機構について、薬物のはたらきを通して探ろうとする行動薬理学について、その検索法を含め、学びました。しかしこころのはたらきは脳だけで決まるものではなく、内臓感覚や触覚(皮膚感覚)も大きな役割を果たしていることが知られ、注目されています。日常の表現でも、「腹が立つ」、「腹のさぐりあい」、「肌が合う」、「冷たい(暖かい)人」といい、言語を問わず、このような表現がみられます(例えば英語では、"gut feeling"とは「直感」や「第6感」にあたる表現です)。基礎演習Ⅱでは、脳と内臓とのクロストークを示す「脳腸相関」や、「皮膚感覚」について、科学的視点から考えて行きます。
内臓感覚や皮膚感覚がこころのはたらきに及ぼす影響や、そのメカニズムについて、基本的知識を学修する。また、発表を通してまとめかた、プレゼンテーションのスキルを身につける。
課題発表・課題レポート・出席状況(合わせて70%)、最終レポート(30%)で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 皮膚感覚の不思議 | 山口 創 | 講談社 ブルーバックス B-1531 |
参考文献 |
日常生活の中で「肌触り」や「肌合い」、心臓の鼓動や胃の痛みがこころや対人感情にどのような影響を与えているか、あるいはこころや対人感情がそれらをどのように変化させているかをよく観察し、授業内容をフィードバックしつつ、そのしくみを考える習慣をつける。
発表者は事前にテキストを精読し、わからない用語を調べ、関連文献をあたるなど十分な準備をすること。発表ではテキストの内容をかいつまんで紹介するとともに、用語の解説や自分の考えを述べて皆の理解をうながし、質問を受けるとともに議論を誘導する。議論は発表者のみでは成立しない。発表者以外も、論点を準備するなど積極的な参加を期待する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(ガイダンス、発表割り当て) |
第2回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第3回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第4回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第5回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第6回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第7回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第8回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第9回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第10回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第11回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第12回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第13回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第14回 | 文献の抄読(発表)・討論 |
第15回 | 総合討論・まとめ |