消費者心理学
担当者堀田 結孝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSOP-305

授業の概要(ねらい)

私たちはほぼ毎日消費活動を行っており,消費行動は日常生活から切り離すことは出来ない。本講義では選択行動の背後で働く心理メカニズムと,流行や文化の形成など個人の選択行動の集積が社会全体にもたらす影響力を学ぶ。社会心理学,認知科学,行動経済学からの知見を紹介する。

授業の到達目標

• 社会心理学での選択に関する基礎的研究の知見を教養として身につけることができる。
• 社会心理学における研究成果が,私たちの日常生活に強く関わっていることを理解することができる。
• 個人の行動の集積が,大きな社会現象を発生させ得る影響力を持っていることを理解することができる。

成績評価の方法および基準

期末試験70%,課題30%(授業期間中に3回程度,復習のための課題を設ける。LMS上で提出フォームを作成し,提出してもらう予定である)で総合的に評価する。
出席数が基準に満たない場合には期末試験の受験を認めない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献ファスト&スロー(上・下)あなたの意思はどのように決まるか?ダニエル・カーネマン(村井章子 訳)早川書房
参考文献行動経済学入門筒井義郎・佐々木俊一郎・山根承子・Greg Mardyla東洋経済新報社

準備学修の内容

講義で用いる予定のスライドをLMSで公開するので,予め目を通して予習しておくことを推奨する。
また,各自取ったノートやLMSで公開しているスライドを読みなおして,前回までの学修内容を復習することを推奨する。
出席回数が基準に満たない場合には評価対象としない。

その他履修上の注意事項

資料は帝京大学の LMS や Web File Sever などの Web システムを通して配布する。
私語など他の受講生の迷惑になる行為は決してしないこと。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回イントロダクション
第3回心理学における選好形成に関する研究
第4回社会的影響
第5回選択と満足感
第6回直感的意思決定
第7回時間選好と自己抑制
第8回経験則の有用性
第9回ここまでのまとめ
第10回行動ファイナンス
第11回流行現象
第12回文化の影響
第13回実世界への応用
第14回全体のまとめ
第15回試験