担当者 | 浜井 和史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SEM-202 |
75年以上前、多くの若者たちが志半ばにして戦争へと駆り出され、命を落とした。戦後を生きるわれわれはその事実を直視し、真摯に向き合ってきただろうか。本授業では、「特攻と若者」をテーマとして、おもに戦争体験者の証言などを中心に、映像や資料などから学徒出陣に至る経緯や特攻作戦の特質について分析するとともに、戦没学徒の死の意味について考察することを目指す。また、現代の若者が抱える諸課題も取り上げ、戦争の時代の若者との幸福度について比較検討を行なう。
・学徒出陣や特攻作戦に関する基本的な知識を習得する。
・特攻作戦の特質や現代の若者が抱える諸問題について理解し、分析できる。
・現代の若者との比較対象として、戦没学徒の死の意味について幅広い視点で考察する能力を身につける。
レポート課題(50%)、小課題(40%)、平常点(10%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからのいわゆるコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特にテキストは使用せず、関連文献は適宜、授業内で紹介していく。 | ||
参考文献 | 『特攻隊員の現実』(2020年) | 一ノ瀬俊也 | 講談社 |
参考文献 | 『未来の戦死に向き合うためのノート』(2019年) | 井上義和 | 創元社 |
参考文献 | 『特攻―戦争と日本人』(2015年) | 栗原俊雄 | 中央公論新社 |
・授業で紹介する映像や資料、参考文献などを積極的に活用すること。
・普段から、特攻やアジア・太平洋戦争をめぐる歴史問題に関連するテレビ番組や新聞・雑誌等の記事に目を通すよう心がけること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 学徒出陣―戦争に駆り出された若者たち |
第3回 | 特攻作戦の経緯と特質 |
第4回 | 様々な特攻1 |
第5回 | 様々な特攻2 |
第6回 | 現代社会と若者1(「丸山真男」をひっぱたきたい) |
第7回 | 現代社会と若者2(絶望の国の幸福な若者たち) |
第8回 | 現代社会と若者3(貧困世代) |
第9回 | 「戦没学徒」の死の語られ方 |
第10回 | 神風とKAMIKAZE |
第11回 | 特攻をいかに受容するか |
第12回 | 個人ワーク・調査 |
第13回 | 個人ワーク・調査 |
第14回 | 個人ワーク・調査 |
第15回 | 秋期授業のまとめ |