学校心理学
担当者村上 香奈教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングEDP-201

授業の概要(ねらい)

 学校心理学とは、子どもたちが学校で出会う問題や課題を理解し、それに対する援助や支援の仕方を学ぶ学問である。学校において、援助や支援を行うためには学校という場(環境)そのものや子どもの発達過程の特徴を理解し、そこにどのような問題や課題が潜んでいるのかを知ることが重要になる。さらに、学校には保護者や教員など多くの大人が関わっている。このような人たちが、子どものために協力をしあうことも重要である。
 人は家庭や学校という社会に育てられ、いずれ育てる立場になっていく。本科目を通して、大学生には自分が過ごしてきた学校を振り返り、いずれ保護者や地域社会の一員として関わる可能性のある学校について理解を深めてもらいたい。

授業の到達目標

1)子どもたちの発達過程について説明できる。
2)子どもたちは、学校という場において、どのような問題や課題に直面する可能性があるかを説明できる。
3)学校という場において、どのような援助や支援ができるかを説明できる。

成績評価の方法および基準

期末試験60%(選択式と記述式)、授業内実施の課題40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献学校心理学ハンドブック 第2版日本学校心理学会編教育出版
参考文献学校心理学ー教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス―石隈利紀誠信書房

準備学修の内容

シラバスを読み、各回のテーマについて自分の考えをまとめておくこと

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:学校心理学とは何かについて理解する
第2回小学生の発達について学ぶ
第3回中学生の発達について学ぶ
第4回高校生の発達について学ぶ
第5回不登校とその支援について学ぶ
第6回いじめとその支援について学ぶ
第7回虐待とその支援について学ぶ
第8回自閉症スペクトラム障害とその支援について学ぶ
第9回注意欠如・多動性障害とその支援について学ぶ
第10回限局性学習障害とその支援について学ぶ
第11回子どもの精神障害とその支援について学ぶ
第12回子どもの心身症とその支援について学ぶ
第13回特別支援教育の実際について学ぶ
第14回学校現場における多様な教育・支援について理解する
第15回まとめ