学校臨床心理学特論
担当者村上 香奈教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [文学研究科 臨床心理学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 昨今、学校現場には教員以外の様々な専門家が子どもたちの成長のために支援を行っている。スクールカウンセラーといった心理臨床家もその一人である。このように多職種が共存する学校において専門性を発揮して仕事をするめには、自らの専門性を高めるだけでなく、学校という場への理解やそこでの相応しい立ち振る舞い、多職種との連携の仕方を身につける必要がある。
 本科目では、心理臨床家が学校現場で働くために必要な知識と職務を理解するとともに、相応しい立ち振る舞い方や連携の仕方を修得することを目指していく。

授業の到達目標

1)学校現場における心理臨床家の職務について説明できる
2)心理臨床家が学校現場で働くために必要な知識を修得する
3)心理臨床家の学校現場での立ち振る舞い方を修得する
4)多職種連携について説明できる

成績評価の方法および基準

ディスカッション50%、最終レポート50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献臨床心理学全書12 学校臨床心理学大塚義孝・岡堂哲雄・東山紘久・下山晴彦 監修
倉光修 編
誠信書房

準備学修の内容

各回の内容に合わせた文献を提示するので事前に読んで、自分の考えをまとめておくこと。

その他履修上の注意事項

ディスカッションやロールプレイを実施するので、積極的に参加するとともに、一人ひとりの考えを尊重する態度を重視する。
この科目は臨床心理学専攻に特化した科目である。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 学校臨床心理学とは何かについて学ぶ
第2回スクールカウンセラーの職務と多職種連携について学ぶ
第3回不登校とその支援ついて学ぶ
第4回いじめとその支援について学ぶ
第5回児童虐待とその支援について学ぶ
第6回発達障害とその支援について学ぶ
第7回精神障害とその支援について学ぶ
第8回危機介入について学ぶ
第9回特別支援教育について学ぶ
第10回ロールプレイ①児童・生徒対応について考える
第11回ロールプレイ②保護者対応について考える
第12回ロールプレイ③教員対応について考える
第13回ロールプレイ④教育相談部会での振る舞い方について考える
第14回ロールプレイ⑤知能検査の結果を教職員にどのように伝えるかを考える
第15回まとめと展望