担当者 | 五十嵐 卓司教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | ESS-305 |
本授業は、後期の社会科・公民科教育法Ⅱを受講するための前提となる科目である。
社会科・公民科教育法Ⅰでは、4年次の教育実習における中学校社会科(地理分野・歴史分野・公民分野)および高等学校公民科(現代社会・倫理・政治経済)の授業を担当する知識や授業方法を習得することを目的とする。
1)社会科の成立背景や社会科の目指す目標などを理解を深める。
2)中学社会科・高校公民科の授業を組み立てることに必要な知識や教育方法を修得する。
3)社会科の授業に求められる中立性への理解を深める。
4)欧米諸国の社会科(政治教育や歴史教育)視点から、日本の社会科を複眼的に考察する力を修得する。
1)毎回出席することを前提とするので、原則的に出欠を評価対象としない。
【必要とあれば欠席者向け課題を課す。課題未提出者の単位修得は認めない。】
2)授業内で課すリフレクションシート
3)地理・歴史・公民の各分野に関する小テスト(全4回)
4)課題図書を読み、レポートの作成(全4回)
5)最終授業で授業内テスト(持ち込み不可)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | それでも、日本人は「戦争」を選んだ | 加藤 陽子 | 新潮文庫 |
教科書 | (※以下の教科書については授業時に説明する。) | ||
教科書 | 『中学校学習指導要領解説 社会編』 | 文部科学省 | |
教科書 | 『高等学校学習指導要領解説 公民編』 | 文部科学省 | |
教科書 | 中学校社会科教科書(公民的分野) | ||
教科書 | 高等学校公民科教科書(現代社会) | ||
参考文献 | 日本のすがた2020 | 国勢社 | 矢野恒太記念会 |
参考文献 | はじめての哲学的思考 | 苫野 一徳 | ちくまプリマー新書 |
参考文献 | 日本という国 | 小熊英二 | 新潮社 |
参考文献 | 9条どうでしょう | 内田樹 ほか | ちくま文庫 |
1)授業内に行う小テストの準備として、社会科に関する用語を暗記すること。
2)課題図書を読み、レポート課題に取り組むこと。
3)習得した知識を活用して、社会科の授業をつくるイメージを持つこと。
4)教科教育における教育方法や評価についてのイメージを持つこと。
1)第1回オリエンテーションには、必ず出席すること。
2)理由なく欠席した学生は、その時点で本授業を受ける資格を失うので注意すること。
(諸事情で出席できないことが事前にわかっている場合には、担当教員に伝えること。)
3)「3.成績評価の方法および基準」の内容を理解し、この授業で求められる学習内容をしっかりと確認すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(確認テストを実施) |
第2回 | social studies(社会科)の変遷 経験主義と系統主義 |
第3回 | 学習指導要領における社会科の変遷 【小テスト①実施】 |
第4回 | 中学社会地理分野の授業構成について 【課題レポート①提出】 |
第5回 | 中学社会歴史分野の授業構成について 市民革命・産業革命 【小テスト②実施】 |
第6回 | 中学社会歴史分野の授業構成について 2度の世界大戦 【小テスト➂実施】 |
第7回 | 中学社会歴史分野の授業構成について 満州事変から太平洋戦争へ |
第8回 | 中学社会公民分野の授業構成について 経済と戦争 【課題レポート②提出】 |
第9回 | 中学社会公民分野の授業構成について 日本国憲法 【小テスト④実施】 |
第10回 | 中学社会公民分野の授業構成について 憲法第9条 【課題レポート➂提出】 |
第11回 | 社会科の授業に求められる中立性 ドイツの政治教育を参考に |
第12回 | 高校公民科の授業構成について 【課題レポート④提出】 |
第13回 | 新科目「公共」について |
第14回 | 授業づくりの検討(学習指導案作成に向けて) |
第15回 | 授業内テストと後期の授業に向けての課題説明 |