担当者 | リネペ アンドレ教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | HIT-303 |
本講義では日本近世と近代の政治思想史を学ぶ。歴史的資料を精読しながら、前近代と近代の「政治」の観念を考えたい。日本近世と近代における政治の観念を深く理解するために前近代の中国における思想史や西洋政治思想史と比較する場合もある。また、日本政治思想に関する著名な研究書を紹介する。春学期には江戸中期の儒学者である荻生徂徠(1666~1728)の『政談』(1726/7)を精読し、様々な江戸時代の政治論に関わるトッピクを検討する。
・日本思想史の理解を深める
・日本近世と近代の思想史における思想家とその教えを説明することができる
・日本近世と近代の思想史における政治概念の特徴について説明することができる
・平常点(30%)
・積極的参加と、朗読(40%)
・小論文(30%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『荻生徂徠「政談」』 | 尾藤正英抄訳 | 講談社学術文庫 2016 |
参考文献 | 『荻生徂徠』 | 田尻祐一郎 | 明徳出版社 2008 |
参考文献 | 『朱子学入門』 | 垣内景子 | ミネルヴァ書房 2015 |
参考文献 | 『日本政治思想史ー十七〜十九世紀』 | 渡辺浩 | 東京大学出版会 2010 |
参考文献 | 『日本思想史ハンドブック』 | 苅部直・片岡龍編 | 新書館 2008 |
以下のような準備学習課題を課する。授業は各自の予習をもとに進めるので、やっていないと授業での活動を深めることが難しくなる。
・講義内で指示した文献を読む
・講義の出席前に前回の授業のノートを読み返し、復習する
・受講希望者は必ず初回の授業に出席する
・学生証を所持する
・欠席や遅刻は止むを得ない場合は例外とし、定時には着席する
・講義計画は適宜変更する可能性がある
・合理的配慮などによる特別な理由がない場合、パソコンの持ち込みは禁止
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:「日本近世思想史」とは何か |
第2回 | 『政談』、巻の一 ・準備学習課題①の発表・討論(グループワーク) |
第3回 | 『政談』、巻の一 ・準備学習課題③の発表・討論(グループワーク) |
第4回 | 『政談』、巻の一 ・準備学習課題④の発表・討論(グループワーク) |
第5回 | 『政談』、巻の一 ・準備学習課題⑤の発表・討論(グループワーク) |
第6回 | 『政談』、巻の二 ・準備学習課題⑥の発表・討論(グループワーク) |
第7回 | 『政談』、巻の二 ・準備学習課題⑦の発表・討論(グループワーク) |
第8回 | 『政談』、巻の三 ・準備学習課題⑧の発表・討論(グループワーク) |
第9回 | 『政談』、巻の三 ・準備学習課題⑨の発表・討論(グループワーク) |
第10回 | 『政談』、巻の三 ・準備学習課題⑩の発表・討論(グループワーク) |
第11回 | 『政談』、巻の四 ・小論文の課題についての紹介(全員) |
第12回 | 『政談』、巻の四 ・準備学習課題⑪の発表・討論(グループワーク) |
第13回 | 『政談』、巻の四 ・小論文の課題についての発表① ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |
第14回 | 『政談』、巻の四 ・小論文の課題についての発表② ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |
第15回 | 総括と小論文の締め切り ・小論文の課題についての発表③ ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) ・後期授業の紹介 |