教育実践基礎研究Ⅰ
担当者小山 惠美子教員紹介, 赤堀 博行教員紹介, 荒巻 恵子教員紹介, 五十嵐 義征, 魚山 秀介教員紹介, 蒲地 啓子教員紹介, 神田 基史教員紹介, 坂本 和良教員紹介, 清水 静海教員紹介, 杉坂 郁子教員紹介, 鈴木 康仁, 田村 順一, 町支 大祐教員紹介, 細戸 一佳教員紹介, 前島 正明教員紹介, 爲川 雄二教員紹介, 小関 禮子
単位・開講先必修  1単位 [教職研究科]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 授業を協働で記録・分析していくことによって、教育実習の課題と教育実習を進めていくための基礎としての臨床的な実践研究における基本的な手法・態度を身につけつつ、それを協働で進めていく力の育成を目指す。
 入学当初、修了生の授業実践、または近隣の授業実践を観察すると共に、協働して授業の精密な記録をとり、集中合宿でグループワークをもとにした授業分析を行う。
 また、集中合宿後の実習における授業観察等を通し、授業の本質・組み立て・手法や児童生徒についての理解を深めつつ、臨床的な実践研究を進めていく力を身につけるとともに、教育実践を協働で研究していく手法と態度を身につける。

授業の到達目標

 授業参観を通して授業の課題を把握し、臨床的な実践研究の基本的な方法を経験するとともに、実践的な研究の基礎を身につける。
 授業の本質や手法などを学びつつ、学校での実習を進めていくための基礎となる臨床的な実践研究の基本的な手法・態度を身につける。
 臨床的な実践研究を協働で進め、かつ指導の基礎的な手法と態度を身につける。
 <A類学生>
 ・授業観察とその分析を行う演習を通し、教育実習の課題を把握し、教育実習を進めていくための基礎としての臨床的な実践研究の基本的な手法・態度を身につける。
 ・授業の本質・組み立て・手法や児童生徒についての理解を深めつつ、理解を深める視点を把握する。
 <B類学生>
 ・臨床的な実践研究の方法を獲得・究明していくと共に、臨床的な実践研究の方法を校内外の教員に指導していく基礎的な手法と態度を身につける。

成績評価の方法および基準

 授業分析の取り組み状況(50%)
 課題レポート(20%)
 実習を通して身に付けた成果と課題に関する報告書(30%) ※これらを基に総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特になし。
参考文献適宜紹介する。

準備学修の内容

 これまでの優れた授業記録を読んで、ポートフォリオにまとめる等によってその良さを学んでほしい。

その他履修上の注意事項

 授業を観察し、効果的に記録する方法を学び、その記録に基づいて授業を分析・考察し、授業改善を図る資質を高めることを期待する。グループでの相談、作業の場もあり、入学当初の授業であるが、積極的にコミュニケーションをとるようにする。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション(教育実践基礎研究Ⅰ・Ⅱ、教育実践課題研究Ⅰの進め方)
 グループ作り
第2回 授業記録作成の手法(授業観察の方法、授業観察のいかし方、さまざまな授業記録 等)
第3回 授業記録作成演習(授業の実際と授業記録の活用)
第4回 特別な支援が必要な児童生徒への配慮
第5回 授業観察・記録作成準備
第6回 授業観察の実際(修了生、現職教員などの授業参観)
第7回 授業記録を元にした振り返り
第8回 実習校訪問(学校実習に関する打合せ など)※各自の実習校を実習担当教員と共に訪問する。
第9回 逐語記録に基づく授業分析①
第10回 逐語記録に基づく授業分析②
第11回 授業分析の検討①
第12回 授業分析の検討②
第13回 授業分析の検討③
第14回 授業観察・授業記録をもとにした授業検討会
第15回 授業観察・授業記録についてのまとめ(基礎研究Ⅰで学んだこと、基礎研究Ⅱでいかしたこと 等)