卒業演習(日本史5)-Ⅰ
担当者宮川 麻紀教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングSEM-409

授業の概要(ねらい)

古代史の様々なテーマに関する解説を用意するので、その中から各自一つ選択し、挙げられている史料を載せながら内容を発表する。どのような史料を根拠に、どのような説を述べているか読解し、その要約と自身の考えを発表する。史料も辞書で調べ、書き下し文や現代語訳を述べられるようにする。
発表者以外も、あらかじめ各回の発表で用いる解説を読んでおき、授業内で発表者に対して質問や意見を出す。

授業の到達目標

①古代史研究のテーマや研究動向を習得する。
②解説や論文を読解できるようになる。
③史料や専門用語を辞書や文献で調べられる。
④研究上の様々な論点について、自身の考えを述べられる。

成績評価の方法および基準

(1)各回の授業での報告と討論への参加50%(到達目標①~③)
(2)学期末に提出するレポート(報告内容を発展させ、論文形式にして4000字以上で執筆する)50%(到達目標①~④)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『再検証 史料が語る新事実 書き換えられる日本史』村岡薫ほか三一書房
参考文献『歴史の『常識』を読む』歴史科学協議会東京大学出版会

準備学修の内容

・受講者は、各回の報告で扱う解説を事前に読み、理解する。
・発表者は解説の要旨をまとめ、史料をレジュメに貼り読解する。語句は『大漢和辞典』『日本国語大事典』『国史大辞典』をひいて調べる。
・発表内容に関する他の書籍や論文も読み、レポートを作成する。

その他履修上の注意事項

卒業論文で日本古代を希望する人は、3年次に履修すること。この演習への参加を通して、卒業論文のテーマを探し出し、卒業論文執筆に必要な史料や論文の読解力を身につけてほしい。また、日頃から関心のあるテーマを探すとともに、各発表の討論にも参加してほしい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
・演習の進め方の説明
・発表者の決定、発表の仕方の解説
第2回課題の作業
・一つの解説文を読み、要旨を作る。
・引用されている史料を輪読する。
第3回発表と討論①
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第4回発表と討論②
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第5回発表と討論③
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第6回発表と討論④
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第7回発表と討論⑤
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第8回発表と討論⑥
・発表者による解説文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第9回内容を発展させた発表と討論①
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第10回内容を発展させた発表と討論②
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第11回内容を発展させた発表と討論③
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第12回内容を発展させた発表と討論④
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第13回内容を発展させた発表と討論⑤
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第14回内容を発展させた発表と討論⑥
・解説文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第15回課題の作業
・一つの解説文を読み、要旨を作る。
・引用されている史料を輪読する。