日本史特殊講義5C-Ⅱ
担当者宮川 麻紀教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-210

授業の概要(ねらい)

本講義は、飛鳥・奈良・平安時代の人々の生活や思想について考えるものである。特に老病死のとらえ方や恋愛・結婚に対する考え方、神祇信仰・仏教・儒教・道教などの思想、平安時代に広まるケガレの思想、怨霊に対する考え方をみていく。古代の人々はどのように暮らし、どのような考え方で生きていたのかといったことについて、様々な視点から迫っていきたい。

授業の到達目標

①様々な物事やその名称の起源や歴史を理解できる。
②自身で問いを立て、考察できるようになる。
③考察した結果を、正しい文章で記すことができるようになる。

成績評価の方法および基準

(1)各回の課題(到達目標①・②)40%
(2)期末レポート(到達目標①〜③)60%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『大学で学ぶ日本の歴史』木村茂光・小山俊樹・深谷幸治編吉川弘文館
参考文献『平城京の精神生活』金子裕之角川書店

準備学修の内容

ここで挙げた参考文献や、授業内で紹介する参考文献などを読み、知識を習得しておくこと。
各回の課題や期末レポートに備えて、本を読んで論点・疑問点を挙げておくこと。

その他履修上の注意事項

出席していても、課題提出やレポートが不十分である場合は、単位を取得できるとは限らない。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
・日本古代史について考える
・授業の進め方と評価方法の説明
第2回古代人と生・病・老・死
第3回葬送と再生の儀礼
第4回チマタと異界
第5回古代人と恋愛・結婚
第6回祈りと祓え ―疫病・怨霊―
第7回神仙思想 ―浦島太郎とかぐや姫―
第8回儒教の受容
第9回古代人と仏教①
第10回古代人と仏教②
第11回古代人と僧侶
第12回東国の人々の信仰
第13回聖なる水の祭り
第14回沖ノ島の祭祀 
第15回聖徳太子信仰