日本史特殊講義8C-Ⅱ
担当者髙杉 洋平教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-216

授業の概要(ねらい)

終戦から現代までの日本外交史を概観し、復興に成功した要因、国際社会への復帰の決断、現代外交の問題を検討します。この時代は、我々の曽祖父母~父母の生きた時代であり、現代を生きる我々に直接つながる時代です。敗戦のどん底の中から、我々の近しい先祖が如何に立ち上がり、現代日本を創り上げたかを学びましょう。
学生には単に教員の話を漫然と聞くだけではなく、歴史事象の因果関係を理解しながら、「思考」することが求められます。また習得した歴史知識から自分なりの普遍的教訓を得て、現代社会や政治問題に適用する能力を身につけることが望まれます。学生の積極的な参加を期待します。

授業の到達目標

①学生は、日本外交史に関する基礎的な知識を身につけます。
②学生は、歴史の因果関係を論理的に理解し、説明できます。
③学生は、歴史知識を一般的な政治教訓に普遍化することができます。

成績評価の方法および基準

期末のレポート(または試験)および毎回の課題(100%)
※オンライン授業につき、後期は課題を毎回しっかりと出す予定です。その心積もりで履修してください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に指定しない。
参考文献授業時に適時提示します。

準備学修の内容

高校の教科書等を読んで、基本的な歴史の流れを把握しておくこと。
ただし専門的な知識を事前取得する必要はありません。

その他履修上の注意事項

前期の授業を履修していることを前提として講義を行います。
ただし後期のみの履修を禁止するものではありません。
LMSで講義データを公開します。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回占領期の「外交」
第3回占領期の「外交」
第4回朝鮮戦争の勃発
第5回主権の回復
第6回日ソ交渉の展開
第7回日米安保体制の成立
第8回日韓交渉の展開
第9回沖縄返還交渉
第10回日中交渉と国交正常化
第11回石油危機の勃発
第12回湾岸戦争の衝撃
第13回国連と日本 新たな外交課題
第14回9・11以降 日本外交はどうあるべきか
第15回まとめ・試験