担当者 | 西岡 淳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | INR-202 |
国際的な協力の分野と主体は、20世紀後半以降大きな広がりを見せており、近年のグローバル化の動きはこれをさらに助長するものとなっている。この授業では、国家間(あるいは政府間)の協力にとどまらず、企業やNGOといった非国家主体による国境を越えた協力としての国際協力の現状について多角的・多面的に考察する。現代社会は国際協力の上に成り立っているといっても過言ではないことから、国際協力の知識を身に付けることは私たちにとって必須であるばかりか、日常生活においても国際協力を実践する意識を持つことが求められる。
授業では、先ず国家を主体とする国際協力について概説する。国際社会における国家間のルールについて学び、国際協力の主体として重要性を増している国際組織について、特に国際連合の機能と役割に焦点を当てながら説明する。その上で、現在の国際社会が直面する紛争や難民、地球環境問題といったいわゆる地球規模課題を順次取り上げるとともに、最近注目されているSDGsへの取り組みを考える。
次いで、市民社会が、国家以外のアクターとして国際協力の場面でますます重要な役割を果たしている状況を見ていく。さらに、国際機関職員による講演の機会を設け、国際協力の経験を語ってもらうことを予定している(万が一、新型コロナの影響で実施できない場合は、通常の授業を行うこととする。その場合の授業のテーマについては事前に通知する)。
外務省で国際協力に取り組んだ私自身の経験も織り交ぜながら、国際協力を身近に感じられるように授業を進めていきたい。
なお、第3回授業はオンライン(オンデマンド形式)にて行う予定。
国際社会における国連組織の役割について説明できる。
自分ができる国際協力に取り組んでみる。
平常点(出席とリアクションペーパーの提出、復習テスト/課題):60%
期末テスト:40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に使用しない。 | ||
教科書 | |||
参考文献 | 『新しい国際協力論(第3版)』 | 山田満編 | 明石書店(2018) |
参考文献 | 『国際連合 その役割と機能』 | 植木安弘 | 日本評論社(2018) |
毎回の授業後にLMSによる復習テストまたは課題を課すので、自宅学修を行うこと。
国際協力論Ⅰを修了していなくても、履修を認める。
遅刻は減点対象とする(但し、30分以上の遅刻は出席とはカウントしないので注意すること)。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス(授業の目的、授業の進め方、成績評価についての説明) はじめに:国際社会の仕組みと国際協力 |
第2回 | 国際社会における国家間のルール |
第3回 | (オンライン授業を予定)国際組織概説 |
第4回 | 国連の組織と機能 |
第5回 | 国際紛争の平和的解決と強制措置 |
第6回 | 国連平和維持活動 平和構築と人道支援 |
第7回 | 日本の国際平和協力 |
第8回 | 難民問題 |
第9回 | 人間の安全保障 |
第10回 | 外部専門家(国際機関職員)による講演 |
第11回 | 地球環境問題 |
第12回 | SDGs |
第13回 | ジェンダーをめぐる国際協力 |
第14回 | 市民社会と国際協力 |
第15回 | 企業と国際協力 なお、以上は予定であり、変更する場合があり得る。 |