| 担当者 | ||
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| 単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
| 科目ナンバリング | HIT-206 | |
ルネサンスから市民革命期を経てナチス時代に至る、西洋の代表的な思想家・芸術家を取り上げ、それぞれの時代と政治思想とのかかわりと考察する。
前半はルネサンス時代フィレンツェの芸術家を取り上げ、彼らの芸術作品がローマ教皇やトスカナ大公といった権力者の注文に応じて、どのような政治的意図を作品に込めたかを読み解く。後半はルネサンスおよびイギリス革命期の思想家を取り上げ、その代表的な著作を時代とのかかわりの中で読解する。最後にナチズムの基盤について多方面から検討する。
思想家の著作を正確に読解し、それを的確に要約し、その時代に照らし合わせて解釈できること
図像に込められた政治思想を、当時の歴史的文脈に照らして読み取り、その内容を的確に表現できること
図像史料の客観的な作品記述ができること
中間試験４０％、期末試験６０％
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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| 教科書 | |||
| 参考文献 | メディチ家 | 森田義之 | 講談社現代新書 |
前回の授業のプリントとノートを読み直しておくこと
毎回小さな課題を出して答案を書いてもらい、その提出をもって出席を認定する
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | オリエンテーション、フィレンツェにおけるメディチ家の支配と芸術保護活動 |
| 第2回 | ローマ教皇庁におけるラファエロのフレスコ画 |
| 第3回 | フィレンツェ共和政とミケランジェロ |
| 第4回 | トスカナ大公コジモ１世の学問・芸術政策 ヴァザーリの生涯と芸術活動 |
| 第5回 | ヴェッキオ宮殿五百人広間の図像分析 |
| 第6回 | 前半のまとめと中間試験 |
| 第7回 | （オンライン授業） エラスムスの思想とルネサンス・宗教改革 |
| 第8回 | 答案の返却と講評、書き直しの指示 カルヴァンの宗教改革とカステリオンの寛容論 |
| 第9回 | ホッブズ『リヴァイアサン』読解 |
| 第10回 | ロック『統治二論』読解 |
| 第11回 | フランス革命の肖像：ダヴィッドの絵画とナポレオン |
| 第12回 | ナチズムの心理的基盤：フロム『自由からの逃走』読解 |
| 第13回 | ゲルニカ空襲はなぜ起きたか ピカソ「ゲルニカ」が描いたもの |
| 第14回 | 「悪の凡庸さ」：アイヒマン裁判とハンナ・アーレント |
| 第15回 | 後半のまとめと期末試験 |
