比較経営史特講Ⅱ
担当者大野 貴司教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

本講義では、現代中国企業を対象として取り扱う。現代中国企業の発展と展開、今日的課題を明らかにした上で、前期に学んだ日本企業の取り組みを中国企業の経営発展にどのように活かすことができるのかを受講者各自が考えられるようになることをその最終的な目的としたい。

授業の到達目標

・現代中国における主要な企業とその経営方法について経営理論を用いながら説明できるようになること。
・現代中国企業の課題、問題点を自分なりに明らかにした上で、それに対する提言を経営学的な知見を用いてできるようになること。

成績評価の方法および基準

・ディスカッションにおける貢献(発言数ではなく発言内容を重視) 50%
・毎回課す課題 50%

60点以上を合格とする。

※ 遅刻、無断欠席は厳しく対応する。やむを得ず欠席する場合は、事前に大野にメールすること(大野のメールアドレスは大学HPの教員紹介を参照のこと)。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書転換期中国の企業群像佐々木信彰晃洋書房
参考文献1からの戦略論嶋口充輝・内田和成・黒岩健一郎碩学舎
参考文献[新版]グロービスMBA経営戦略グロービス経営大学院ダイヤモンド社
参考文献人間性重視の経営戦略論―経営性と人間性の統合を可能とする戦略理論の構築にむけて―大野貴司ふくろう出版

準備学修の内容

事前にテキストの該当箇所を読み、内容と問題点の整理をしておくこと。講義後は、講義で習った内容で自身の修士論文に役立ちそうな箇所を見つけること。また、関心のあるトピックについては自分で本や論文を収集し、すすんで学習すること。

その他履修上の注意事項

講義は、受講者同士のグループワーク、日本語によるディスカッションを中心に行う。第1、3~14講は教科書を使用し、第2・15講は教員の側で教材(論文)を提供する。現代中国企業を経営戦略論の視点から分析したい学生の受講を歓迎する。後期からも受講も歓迎する。2回目のオンライン授業日に関しては演習開始後アナウンスする。

授業内容

授業内容
第1回現代中国企業の現状と課題 ※ オンライン授業
第2回華為
第3回ヤンガー集団
第4回美的集団
第5回上海汽車集団
第6回中車集団
第7回中国建築工程総公司
第8回中国華能集団
第9回中国における小売業の現状と発展
第10回テンセント
第11回中国海外集団有限公司
第12回中国の国有企業改革
第13回「新常態」における中国の経済外交
第14回アリババ集団
第15回中国スーパーリーグ(CSL)