担当者 | 森 一平教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
本演習Ⅱでは、演習Ⅰで得たエスノメソドロジー・会話分析の基礎的な知識、およびデータの観方を活かし、実際に教育実践を記録し、文字に転記し、分析するといった作業を行う。それだけでなく、分析の成果を構造化された言語で他者に向けてプレゼンし、また他者の報告に対して分析的な視点から意見表明をおこなう力を養うことも目的としている。
①エスノメソドロジー・会話分析の立場から、実践の記録・転写・分析を行うことができる。
②分析の成果を構造化された言語で表現することができる。
③他者の研究成果をエスノメソドロジー・会話分析の立場から分析的に再検討し、その成果を他者と共有することができる。
・平常点(議論への貢献度など):20%
・プレゼンテーションの内容:30%
・最終レポート:50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ワードマップ エスノメソドロジー――人びとの実践から学ぶ』 | 前田泰樹・水川喜文・岡田光弘編(2007) | 新曜社 |
参考文献 | 『会話分析の基礎』 | 高木智世・細田由利・森田笑(2016) | ひつじ書房 |
参考文献 | 『会話分析入門』 | 串田秀也・平本毅・林誠(2017) | 勁草書房 |
自分の担当回の報告レジュメを、必ず演習開始時間までに人数分準備すること。
演習の充実度は、参加者たち自身が作り上げていく議論にかかっている。そのことを心に留め、演習中の議論には間違いを恐れず積極的に参加してほしい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション――報告担当の決定・報告資料作成上の注意など |
第2回 | フィールドワークの基礎――フィールドエントリーから成果物作成まで |
第3回 | 教育実践をどう記録するか――ビデオ撮影とフィールドノーツ作成の方法 |
第4回 | 教育実践をどう記述するか――会話分析における転写記号の利用 |
第5回 | 教育実践をどう分析するか――問いの立てかた・分析の視点 |
第6回 | フィールドワーク実習(1)――教育実践を記録する |
第7回 | フィールドワーク実習(2)――教育実践を書き起こす |
第8回 | フィールドワーク実習(3)――教育実践を分析する |
第9回 | 受講生による報告(1)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第1班) |
第10回 | 受講生による報告(2)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第2班) |
第11回 | 受講生による報告(3)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第3班) |
第12回 | 受講生による報告(4)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第4班) |
第13回 | 受講生による報告(5)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第5班) |
第14回 | 受講生による報告(6)――報告内容の検討とブラッシュアップ(第6班) |
第15回 | おわりに――最終成果物作成に向けたインストラクション (オンラインにて実施) 注:上記計画は、受講者の学習状況や問題関心に応じて変更することがあります。 |