演習Ⅱ
担当者玉置 知巳教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

秋学期では、春学期に引き続き、『デジタル化する新興国』(伊藤亞聖著)をテキストとして、内容の把握、そのポイントを伝えるプレゼン資料の作成、プレゼンの実施、プレゼンに対する建設的なコメントの提供、の一連の活動を進めていきます。社会人となる準備として、プレゼン力やコミュニケーション力を磨いていくことを目標とします。この演習で身につけるスキルが、就活時や社会人となった時に役立つものとなるよう意識されたプログラムを組みます。

授業の到達目標

〇新興国、特にアジアの新興国に焦点を当てて、急速に進むデジタル化経済の動向についての理解を深めること、〇わかりやすいプレゼン資料をパワーポイントの諸機能を用いて作成することができること、〇他の受講生が作成したプレゼン資料に対して具体的な改善点を提案できること、〇メールのやり取りなどを通じて適切なコミュニケーション力を示すことができること、を主な到達目標とします。

成績評価の方法および基準

成績評価は、プレゼン資料の最終成果物、プレゼンテーション力、建設的なコメントの提供、理解度チェッククイズの点数、などを総合的に評価して決定します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『デジタル化する新興国』 伊藤亞聖中央公論新社(中公新書)
参考文献

準備学修の内容

テキストの該当部分を事前に読み込んでおくこと。
プレゼンの担当者は、プレゼン資料を事前に作成すること。

その他履修上の注意事項

日ごろから、アジアの動向に関する報道などに関心をもって接するように心がけましょう。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回第4章:新興国リスクの虚実 1.インフラでの限定的な役割 
第3回第4章:新興国リスクの虚実 2.デジタル化と雇用の緊張関係
第4回第4章:新興国リスクの虚実 3.競争を歪めるプラットフォームと財閥
第5回第4章:新興国リスクの虚実の理解度チェッククイズ
第6回第5章:デジタル権威主義とポスト・トゥルース 1.アップデートされる権威主義
第7回第5章:デジタル権威主義とポスト・トゥルース 2.フェイクニューストアや知られる民主主義
第8回第5章:デジタル権威主義とポスト・トゥルース 3.米中「新冷戦」とデジタル化
第9回第5章:デジタル権威主義とポスト・トウルースの理解度チェッククイズ
第10回第6章:共創パートナーとしての日本へ 1.可能性と脆弱性の行方
第11回第6章:共創パートナーとしての日本へ 2.コロナ危機による加速
第12回第6章:共創パートナーとしての日本へ 3.日本の国際戦略と複眼的対応
第13回第6章:共創パートナーとしての日本への理解度チェッククイズ
第14回「デジタル化する新興国」を学んで、アップデートされた自分の新興国観を語ろう
第15回Wrap up