担当者 | 工藤 則光教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HEA-204 |
①秋期はフランスの宗教戦争(日本の高校世界史では「ユグノー戦争」;高校世界史では1562~1598年とするが、終期については異説がある)を取り上げ、王権論を中心に国際関係も含めて論じることを主眼とする。次いでブルボン朝の成立とその初期の歴史を概観する。
②できるだけ内外の西洋史研究者についても紹介したい。それは、歴史研究に限らないことだが、学問においては先行する研究史を無視することができないからである。
③教材として英文の史資料を取り上げ、英語読解力の向上の一助としたい。
①西洋前近代史について基本的知識を獲得すること。
②世の中の動きを歴史的に考えるための視点を身につけること。
③西洋史を日本語だけでなく最低限英語で読んで考えることが重要であるということを認識する。
受講者数にもよるが、原則小リポート・小テスト・授業への積極的参加など40%と期末テスト60%で評価する。
①小リポートは基本的に講義中に提出するリアクション・ペーパーを指し、受講者数にもよるが、原則毎回実施する。
②期末テストは定期試験期間に行われることもある。
③原書購読ではないので、英語力自体は成績に反映させない。
◎遅刻は原則2回で1回の欠席とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
参考文献 | 『宗教戦争』文庫クセジュ | ジョルジュ・リヴェ | 白水社 |
参考文献 | 『聖バルテルミの大虐殺』ドキュメンタリー・フランス史 | フィリップ・エルランジェ | 白水社 |
参考文献 | 『アンリ4世―自由を求めた王』 | フランソワ・バイルー | 新評論 |
①講義で扱う時期の、特に政治史は日本語で読むことができる本が少ないので、政治史を中心に大量のプリントを配布するので、事前によく読んでおくこと。
②関連する参考文献・論文が多いので、適宜紹介する。そうした文献・論文以外に授業内容の理解を深めることができる教材を紹介するので、事前に読んだり、見たりするとよい。また、現在日本や世界で起きていることに関心を持つこと。最低限一日1回はニュースをチェックして動向なりを押さえておくこと。この授業とは直接関係ないかもしれないが、色々な意味で過去と現在はつながっているので、意外な接点に驚くこともあるだろう。
③日本史を専攻する教職志望者は世界史Bの教科書を今一度読んでおくこと。
①英文を提示されたなら、事前に日本語訳をする努力をしてもらいたい。
②卒論は文庫や新書だけを読んで書くことができないので、早い時期から専門書および専門論文を読んで、読書が苦にならないようにすること。
③西洋史コース以外の学生の履修を認めるが、扱う内容は高校教科世界史Bにおいて全く取り上げられていない事項などが多いので、それなりの覚悟をもって受講すること。
④西洋史や東洋史、日本近現代史を志すなら、英語のリーディング力を高める努力をすること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:1.授業の進め方、評価方法など、2.春期Ⅰの確認、3その他 |
第2回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 1.前史:宗教改革 |
第3回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:第1次宗教戦争を中心に |
第4回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:第2次宗教戦争を中心に |
第5回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:第3次宗教戦争を中心に |
第6回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:サン=バルテルミの大虐殺と第4次宗教戦争を中心に① |
第7回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:サン=バルテルミの大虐殺と第4次宗教戦争を中心② |
第8回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:第5次宗教戦争を中心に |
第9回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:リーグ(カトリック同盟)成立と第6次宗教戦争を中心に |
第10回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史:第7次宗教戦争を中心に |
第11回 | Ⅱ.宗教戦争期の歴史 2.通史⑧:第8次宗教戦争、いわゆる「3アンリの戦い」を中心に |
第12回 | Ⅲ.アンリ4世とブルボン朝成立までの歴史① |
第13回 | Ⅲ.アンリ4世ブルボン朝成立までの歴史② |
第14回 | Ⅲ.アンリ4世ブルボン朝成立までの歴史③ |
第15回 | まとめと期末テスト |