日本文化特論ⅢB(芸能)
担当者髙久  舞教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [文学研究科 日本文化専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

この授業では民俗学、民俗芸能の研究方法を学ぶ。受講生は具体的な民俗芸能を1つ選び、1年を通してその民俗芸能を深く知る。対象とする民俗芸能は、現在伝承されているものを原則とする。
後期では以下①〜③の一連の流れを学び、自発的な研究の取り組み方とディスカッションの活かし方を習得する。
①選定した民俗芸能の問題を設定する。
②フィールド調査、文献調査を元に資料をまとめて考察した内容を発表する。
③選定した民俗芸能の現在の状況を元にディスカッションを行ない、現在の課題について検討する。

授業の到達目標

①民俗芸能を理解し、問題を設定することができる。
②民俗芸能について文献・実地調査し、報告することができる。
③オーディエンスとして発表内容を理解し、コメントができる。
④ディスカッションにおいて、自分の意見を述べ他者の意見を受け入れることができる。

成績評価の方法および基準

(1)発表1回(到達目標①②③)        40% (知識・理解)
(2)ディスカッションへの参加(到達目標③④) 30% (関心・意欲)
(3)課題レポート1回(到達目標①②④)    30% (理解・技能・意欲)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献日本民俗学概論宮田登、福田アジオ編吉川弘文館
参考文献日本芸能史六講(全集21)折口信夫中央公論新社
参考文献芸能と民俗学池田弥三郎岩崎美術社
参考文献日本民俗芸能概論三隅治雄東京堂出版
参考文献図録 日本の民俗芸能本田安次朝日新聞社
参考文献課題としての民俗芸能研究第一民俗芸能学会ひつじ書房
参考文献民俗文化財の手引き文化庁内民俗文化財研究会第一法規出版株式会社

準備学修の内容

以下のような準備学習課題を課します。
・民俗学の方法論や民俗芸能について事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・選定した民俗芸能の先行研究を読み、問題を設定する。
・発表のためのレジュメを作成する。
・ネット、メディアなどを通して、情報を収集する。

その他履修上の注意事項

履修人数や、受講生の関心によって授業内容を変更する場合がある。また、新型コロナウイルス感染症の影響にも左右されるが、実際に民俗芸能を見る機会を設定する予定である。

授業内容

授業内容
第1回後期のガイダンス
第2回問題の設定と組み立て方
第3回調査報告書の活用① ※オンライン授業
第4回調査報告書の活用②
第5回発表① 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第6回発表② 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第7回発表③ 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第8回発表④ 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第9回発表⑤ 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第10回発表⑥ 調査した民俗芸能についての発表
オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。
第11回民俗芸能の現在について考える①
第12回民俗芸能の現在について考える②
第13回民俗芸能の現在について考える(グループディスカッション)
第14回グループディスカッションの発表
第15回まとめ