| 担当者 | 田中 延幸教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
| 科目ナンバリング | ECH-204 | |
今日の経済は、市場経済あるいは資本主義というシステムを基盤としている。しかし、このシステムは、つい今しがた形成された不変の存在ではない。資本主義的市場経済のシステムは、人類の長い歴史の中の特定の段階において成立し、とりわけ20世紀=現代を通じて大きく変容して今日に至っている。このことを踏まえ、この授業では、西洋=欧米に焦点をあて、資本主義的市場経済が20世紀=現代を通じてどのように変容してきたのかを説明する。その際、社会の領域やヨーロッパ統合の領域に留意しながら、国際経済(世界経済)の変容ばかりではなく、国民経済(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカ経済)の変容も重視する。したがって、この授業を通じて、西洋=欧米を中心に、20世紀=現代における資本主義的市場経済の歴史的な変容、ならびに、資本主義的市場経済の多様性について学ぶ。なお、西洋経済史Ⅰでは、世紀転換期から1930年代大不況期までの時代を扱い、西洋経済史Ⅱでは、第二次世界大戦以降の時代を扱う。
(1) 欧米を中心に現代の市場経済の歴史的な形成について理解し、説明することができる。
(2) 現代のイギリス・フランス・ドイツ・アメリカ経済の特質の歴史的な形成について理解し、説明することができる。
(3) 国際経済(日本と世界の経済)の現状を歴史の視点から把握する能力を修得する。
平常点(授業への意欲):40%
期末試験:60%
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 『エレメンタル欧米経済史』 | 馬場哲・山本通・廣田功・須藤功 | 晃洋書房 |
| 教科書 | プリントも配布する。 | ||
| 参考文献 |
授業で配布されたプリントやノートを見直し、図書館に所蔵されている関連文献や資料も読んで、各回の授業内容について理解を深める。
西洋経済史Ⅰの履修を前提とする。また、オンラインでレポートを課すことによってオンライン授業を実施することとする。授業内容に関するレポートを作成し、第13回目にあたる授業日の23時59分までにLMSを通じて1ページ分のPDFファイルで提出すること。このレポートに対する評価は点数化され、平常点に組み込まれる。詳細については、授業やLMSを通じて告知する。なお、学生個人からの依頼を受けてオンライン授業を個別に実施することは一切ないので、履修登録の際、注意すること。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | イントロダクション |
| 第2回 | 第二次世界大戦期の経済 |
| 第3回 | 国際経済秩序の再編 |
| 第4回 | イギリスの戦後改革 |
| 第5回 | フランスの戦後改革 |
| 第6回 | 西ドイツの戦後改革 |
| 第7回 | ヨーロッパ統合の制度化 |
| 第8回 | ヨーロッパの輸出主導型高度成長 |
| 第9回 | 国際通貨危機 |
| 第10回 | 国際経済秩序の転換 |
| 第11回 | アメリカ発の世界金融危機 |
| 第12回 | ネオ・リベラリズムとグローバリゼーション |
| 第13回 | グローバリゼーションとEU |
| 第14回 | レポートの作成と提出:オンライン授業 |
| 第15回 | 総括と期末試験 |